沖縄潜水航海実習 航海12日目
2014年7月11日 17時32分7月11日(金)正午の様子
阪神港神戸区中突堤接岸中
外気:29.8℃ 水温:24.5℃ 風向/力:WSW/2 気圧:998.9hpa 天候:C(曇り)
昨日は午前中に工場見学、午後は台風の影響を考え船内待機としました。
今日は台風一過で晴れています。安全に神戸での活動を終えることができました。
当初の予定通り、13日に神戸を出港します。
7月10日(木)の日報より
神戸での朝を迎えました。小雨でしたが岸壁の屋根の下で体操をしました。本日は台風の影響で当初の予定を一日早め、阪神内燃機工業株式会社明石工場への企業見学です。台風の速度が速まり強い雨が心配されましたが、神戸駅までは途中に地下道を利用したので殆ど濡れることなく約20分徒歩で移動できました。各自がJR西明石駅(390円)までの切符を買い、姫路行きの新快速に乗車、途中明石駅手前では、左手に明石海峡大橋、右手には東経135°日本標準時を刻む明石天文台が見えました。
工場に到着後、玄関前で整列し挨拶。その後会議室に移動し実習着に着替え、工場長の挨拶とDVDによる会社説明がありました。その中で、今までのパワー中心のエンジン製造から、地球環境に配慮したエンジン製造(騒音と振動の削減)に転換したことが紹介されました。その後、ヘルメットとイヤホンを装着し工場見学。船用機関を専門的に詳しく学習していないので、2サイクルエンジンと4サイクルエンジンのカム軸の違いが一目で理解でき、3D加工旋盤には驚かされました。また、環境に配慮した旋盤やカットした材料の再利用についても知ることが出来ました。この工場見学でディーゼルエンジンの製造行程だけでなく、強いチームワーク、プロの意識と誇り、匠の技で一つの製品が製造され組立てられていることなど仕事をする上での心構えを見ることが出来ました。見学後エンジンに興味を持つ者が多く、多くの質問が出て予定の時間をオーバーしました。最後は、全員で分離礼をし感謝の気持ちを表しました。工場長さんをはじめ会社の皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。
13:30若鳥丸に帰船、14:00昼食を摂りました。15:00課題の提出、1名を除いてすべての者が提出しました。夕食は、この航海初の刺身でした。あっさりとした食事が逆に食欲をそそりました。
18:00過ぎに、卒業生が来船してくれました。航海実習中のエピソードや若鳥丸で培った責任感、忍耐力が今どれほど役に立っているかを話してくれました。当時は気づかなかった日々の船内生活が社会人になってから振り返ってみるととても大事な内容だったことを伝えてくれました。そして、生徒に激励の意味を込めて差し入れをしてくれました。
出航前の卒業生来船や差し入れなど、本当に若鳥丸での航海実習を卒業生や多くの方々に支援していただき感謝しています。この実習生も卒業後に再び来船してくれることを信じて、残りの航海実習を最後まで気を抜くことなくやり遂げたいと思います。
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