実習の様子は公式SNSで配信中!!

咲かそう未来!!
【公式】SNSで情報発信中!!

インスタ   フェイスブック   XYouTube メルカリオープン

日誌

イカ釣り航海 5日目

2014年9月11日 17時11分
2年生 9月10日(水)の正午の様子
35-12.8N 131-34.5E 外気:26.6℃ 水温:25.6℃
風向/力:NE/1 気圧:1009.9hpa 天候:c

【9月10日(水)の日報】

今日も夕方まで海が穏やかで、揺れることの少ない過ごしやすい1日となりました。そのため、休憩時間になると、デッキに出る生徒が多く見られます。その時に、イルカを発見したと教えてくれた生徒がいました。その他にも、船橋当直をしているときにウミガメが泳いでいるのを見た生徒もいました。また、イカ釣りの操業中に手釣りをしている生徒のすぐそばを、大きなカジキが悠々と泳いでいたため歓声が上がっていました。

このように、いろいろな海の生物に出会えるのも航海の魅力の一つだと思いますし、特にイカ釣りは集魚灯でプランクトンや小魚を船の周りに集めるので、食物連鎖でいろいろな大型の生物も船に寄ってきます。

午後の学習では、この航海で行ったイカ釣りの漁獲データと海洋観測のデータをパソコンに入力し、水温と漁獲量の関係性や、イカの体長組成について調べました。こうしたデータを集めて解析することで、水産試験場や漁業者にとって貴重な情報になることを学ぶことが出来ました。

今日のイカ釣りは、この航海一番の水揚げに恵まれました。手釣りにも自動イカ釣機にもコンスタントにイカが釣れ、特に機械ではシロイカの方が多く釣れる状況です。多い生徒で3時間にスルメイカ主体で40匹以上を釣った生徒もいました。その中で、ある生徒はシロイカばかりを釣っていました。他の生徒も「自分もシロイカが釣りたいのに、スルメしか釣れない」と嘆いていました。シロイカばかり釣る生徒の様子を見ていると、他の生徒は100mまで仕掛けを下ろすのに、40m付近までしか下ろしていません。その水深の違いが、イカの種類の差になって表れたのだと思われます。最終的な釣果はスルメイカ240匹、シロイカ150匹の合計390匹でした。この海域で操業する直前まで何度も移動と海洋観測を繰り返して、良い漁場を探してくださった船長、乗組員の皆さんに本当に感謝の気持ちで一杯です。大漁とまではいきませんが、生徒はとても満足そうでした。操業を終えた生徒は皆笑顔で、興奮気味に「新記録を達成できた」とか「今日はすごくがんばれた」といった感想を言っていました。

夕方からは風が強くなり、船が大きく揺れる中でのイカ釣りになりました。そのため、生徒1名が軽い船酔いになりました。生徒1名が腹痛を訴えていますが、薬で対応しています。その他の生徒は元気です
※写真を見るには続きを読むをクリックしてください。