海洋科2年生オーストラリア国際航海No.13
2014年10月31日 08時31分10月30日(木)の正午の状況<ジョマド水道向け南下中>
航海距離2758.2miles、速力drifting、 針路、 風向WSW、風力1、天候雨、
気圧1011.4hPa、気温25.3℃、水温29.8℃、風浪4
【10月30日(木)の日報】
いよいよケアンズが近づいてきました。船内もケアンズ入港に向けて慌ただしくなっていきました。まずは、入国審査に向けた現在の健康状態のチェックを行いました。船の揺れが原因の頭痛の生徒が1名、昨日からお腹を下している生徒が1名いましたが、風邪症状の生徒はいませんでした。どうやら健康面はクリアできそうです。また、せっかくのケアンズ寄港地活動なので、体調を崩していては充実した研修になりません。入港まで健康管理をしっかりとさせていきたいと思います。
また、今日はデッキの作業で船体洗いを行いました。若鳥丸がきれいな状態でケアンズに入港するためです。生徒たちはびしょ濡れになりながらも、一生懸命に壁や天井の汚れを落としていました。午後には国際交流のための準備も始めました。彼らが1年生の時に文化祭のステージ発表で行ったダンスをケアンズのWoree州立高校の生徒に見てもらいます。練習をした生徒は「1年ぶりに踊ったけど、意外と体が覚えていて驚いた」「午前中の疲れた体に激しいダンスはかなりきつかった」といった感想を日誌に書いていました。目的地が近づき、興奮気味の生徒たちですが、この航海実習の目標である、「時間厳守、挨拶・返事、船の学習」をさらに意識して、行きの航海で成長した部分をケアンズ入港や寄港地活動でも発揮してもらいたいと思います。
船体洗いのようす
入港に向けて力が入ります。