オーストラリア国際航海No.30
2015年11月15日 20時12分平成27年11月14日(土)
正午位置 マリアナ諸島近海(N16°-52.6 経度E141°-31.4)
風向/力ENE/5 天候bc 気圧1012.3hPa 外気28.9℃ 水温28.8℃11月14日(土)指導教官の日報
航跡プロッタに日本列島が見えて、テンションちょっと高めの朝を迎えました。今日は土曜日ですが、この子たちは「土曜なのに休みじゃないなんてなんでだー」とか言いません。曜日感覚がなくなって、これが船の生活だと思っているからかな。今日、昨日で船内時間を1時間戻し、日本標準時にしました。寝ている人たちは30分睡眠時間が長くなってよかったね、当直の人は2時間30分、お疲れ。です。これもあんまり文句を言いませんでした。みんながそんな雰囲気でいろんなことをわりと楽しんでやっていますので、こちらも気が楽です。暑いだのめんどくさいだのマイナス発言が多いとそれをひっぱりあげないといけないのでこちらも参ってきますが、思っていたとしても口に出さないので、あぁ成長しているな、と感じます。指導教官がミーティングで、「朝先生に起こされるのか、自分で起きてくるのか。体操やデッキ洗いをしっかりやるのか、サボる気持ちでやるのか。朝ご飯をしっかり食べるのか、残すのか。こうした小さな積み重ねが29日たつと大きな差になって、できる人とできない人の差が大きくなっている。」と仰いました。本当にそのとおりだと思います。『やらされている』ではなく『させてもらっている』という気持ちになると、取り組み方は大きく変わります。食当も当直も掃除も、その他いろいろと船の一員として信頼していただいて、させていただいている仕事です。乗組員のどの仕事も尊く、船に乗っている人全員の安全と健康のために責任をもってされている仕事、その一端を担う実習生にも一生懸命やって欲しいと思います。今日の1分間スピーチは、就寝準備に入る前の食堂の片付けが早くなった、洗濯をみんなができるように一人一人が心掛けている、風呂の入浴時間を守るようになった等、船内生活の改善に気づいていました。スピーカーは毎日何を話そうか考えながら物事を見ますので、観察力がついていくと思います。学校に帰ってからも続けたいと思っています。
学習の様子 肩もみの誕生日プレゼントだよ!