オーストラリア国際航海No.31
2015年11月16日 20時14分正午位置 マリアナ諸島近海(N20°-58.7 経度E139°-16.9)
風向/力ENE/4 天候bc 気圧1014.5hPa 外気28.6℃ 水温27.5℃

実習30日目、今日は4回目の海洋観測でした。今航海スピードが出ていましたので、例年に比べて一番北の地点で観測をしたとのこと。10月28日、11月10日と赤道付近で行った海洋観測の結果と比べたところ、赤道付近とは違い水温も塩分も水深が深くなるにつれてなだらかに下がっていきました。プランクトンも赤道付近で見た動物プランクトンがいましたが、食べているものが違うのか、内蔵の色が違いました。海、と一言に言っても環境が全く違うことに気がつき、とても貴重な体験をしていました。そして今回はペットボトルのふたをかたく締めて、CTD(海水の塩分、水温、圧力等を計測するセンサーで構成された観測装置)と一緒に沈めてみました。水圧で空気が圧縮されたことの証明に、ペットボトルはぼこぼこになりました。缶を沈めてみれば良かった、炭酸ジュースを沈めて見れば良かったなどなどいろんなアイディアを出してくれましたので、次回その機会があればやってみたいです。機関部では海洋観測中に燃料噴射試験をしていて、当直者が見学しました。また、機関始動も見学して、普段の当直では見ることのできないことを見学できた、と喜んでいました。残り1週間となり、実習生の成長もいよいよ仕上げの時です。
水圧で凹んでしまったペットボトル
観測結果のグラフ
みんなで納豆を食べています