オーストラリア国際航海No.38
2015年11月26日 10時20分正午位置 竹内岸壁(N35°-31.8 経度E133°-17.2)
風向/力East/2 天候bc 気圧1025.6hPa 外気17.0℃ 水温17.4℃
本日10時に境港に入港、13時に下船式を行いました。
37日間の航海実習をやり遂げました。お疲れ様でした。

本日10時、若鳥丸は乗員全員けがなく、事故なく、無事境港に帰港しました。13時下船式、おみやげをいっぱい抱えて、笑顔でご家族や友人の元へ駆け寄る姿に安堵しました。お世話になった皆様、本当にありがとうございました。10月18日に出港し、2つの台風の影響を考えて安全に航行できるルートを選択し、太平洋へ。太平洋へ出た3日間は大きなうねりを受けながら船酔いに苦しむ日々でしたが、それ以降は大きく時化ることもなく、ケアンズの研修でもとても良い天気に恵まれました。復路も例年なら時化る海域が凪、潮にものって順調すぎる航海。下関でも前日までは雨風が強かったのに良い天気。どこかで大どんでん返しがあるに違いない、と思っていましたが今日の下船式も秋晴れのとても良い天気でした。実習生は日々当直や食当、作業、学習など船内実務を行い、赤道通過、GBRでのスノーケリング、キュランダ高原、TAFEカレッジの学生との交流等他の高校生ではできない経験を重ね、37日間一歩ずつ着実に成長してきました。生活面、学習面ともに大きくスキルアップしています。当直も船の一員として自覚と自信を持ってできるようになりましたし、私たちが言わなくても自分で責任を持ってやることができます。また、実習生同士で声を掛け合い、協力して事に当たるようになりました。入港時、下船式での実習生の大きな声での「ありがとうございました!!」の挨拶にそれが現れていたと感じます。自ら生き、共に生き、心豊かに生きる。By船長 まさにそんな乗船実習になりました。学校やご家庭でこの姿勢を継続し、細かい点ではまだもう少し、という部分を直してさらに成長して次の沖縄潜水航海に臨みたいと思います。下船式前「11月22日、日曜日。実習37日目です、みなさんこんにちは。」(ミーティングは夜なので、みなさんこんばんは。)と言って最後のミーティングをしました。毎日この挨拶で始めていたミーティングも今日で終わります。境港に帰ってきて「みんな無事に帰ってこられてよかった」という気持ちもありますが、「もっと実習生たちと船に乗っていたい。もっといろんな海へ出てみたい。」そんな気持ちにもなりました。だからちょっと寂しいです。長い人生から見ればたった37日間ですが、この37日間で得たことは今後の人生に大きな影響を与えることと思います。船長からは、培ったことを今後の人生に生かしてほしい。この経験を自分のために人のために生かしていってほしい。とありました。若鳥丸の乗組員になりたい、船乗りになりたい、留学してみたい、先生になりたい。いろんな夢の芽も出てきました。これからその芽が花を咲かせて実になるよう見守っていきたいと思います。ありがとうございました。
十人十色どころじゃない!個性あふれる、我ら若鳥丸実習生!!
わかたかもお出迎え!
着岸後のありがとうございました!
下船式
タラップは慎重に降りて、陸に降り立ったらこの顔!
今日の上陸顔は安堵の笑顔。お疲れさんでした。ゆっくり休んでね。