日誌

R4年度の放課後キャリア塾

2022年11月9日 12時26分

 去年に引き続き、3年生就職希望者を対象とした就職セミナー「放課後キャリア塾(全20回)」を5月から実施しています。現在3年生は進学・就職へ向けて、無事合格・内定しホッとしている人、結果をドキドキしながら待っている人、次回へ向けてチャレンジをしている人など、それぞれの思いを抱きながらも次の進路先へのカウントダウンが始まっています。

 高校生の皆さんにとっては、面接試験に向けて、学校生活を振り返り様々な経験を書き出してみる、自分の良いところや頑張ってきたことを整理整頓するといった「自分自身の棚卸し(たなおろし)」をするのは高校入試以来だったかもしれません。しかも、自分が入社したい企業の見知らぬ人事担当者の方に向けて「とっておきの自分」を表現し、それを評価されるといった経験は皆無だったはずです。そのため、履歴書の志望動機を書いたり、面接試験のためのネタ探しをすることが想像以上に難しかったと感じる生徒も多くいました。以下の写真は、今年度の放課後キャリア塾にて、自己PRのネタ探しや今年度の求人企業情報、面接試験対策のノウハウについて学んでいたことの振り返りです。

俺の長所って?

(上写真)第2回放課後キャリア塾 6月8日~6月15日各科教室にて

「自分を知る」をテーマに、自分がネガティブにとらえている事柄をポジティブな見方に変換する、つまり短所を長所に変換するという心理学の「リフレーミング」という技法を使って、短所の言い方や長所の言い方を練習してみました。例えば、「心配性」(短所)→「慎重で忘れ物が少ない」(長所)と言い換えてみました。グループになってペアでこれを何度もお互いに言い合っているうちに少しずつですが慣れてきました。

求める人材グラフ

(上写真)第1回放課後キャリア塾(6~7月)

「企業が求める人材像ゾーン」のグラフを見て自分の思考・行動の傾向を考え、現在の自分がどの人材ゾーンに当てはまるかを考えてみました。その後、本校に来る求人の企業情報資料を読み、事業内容・仕事内容・求められる資質など、気になる部分にアンダーラインを引いています。企業情報等で見慣れない活字を読む辛さ、初めて聞く「働くことの厳しさ」「求められる資質(資格条件)」に、自分のこととして初めて向き合う就活の第一歩が「いよいよ始まってしまった感」を各クラスに感じます。