式辞で冨田校長は、明治時代の 社会教育家、後藤静香(ごとう・せいこう)の詩「第一歩」を紹介しました。
十里の旅の第一歩
百里の旅の第一歩
同じ一歩でも覚悟がちがう
三笠山にのぼる第一歩
富士山にのぼる第一歩
同じ一歩でも覚悟がちがう
どこまで行くつもりなのか
どこまで登るつもりなのか
目標が
その日その日を支配する
また、本校卒業生で、女子ボクシングのオリンピック代表に選ばれた、入江聖奈さんを小学校2年から教えてきた方の言葉として「聖奈は、目標をもって努力を継続する才能を持っていた」を紹介し、高い目標を持って高校生活を送ってほしいと新入生諸君に呼びかけました。さらに、17世紀にヨーロッパでペストが流行した時に、イギリスのケンブリッジ大学が休校になり、故郷に帰ったニュートンが、思索を重ね、「万有引力の法則」や「微分積分」の考え方を発見した話を通して、災いから希望を見出すことの大切さを訴えました。

PTA会長の堀江司様に祝辞を頂きました。
新入生代表が入学宣誓しました。
新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)流行の影響で、入学式に吹奏楽部の演奏もなく、放課後に新入生を待ち構えている部活の勧誘もなく、やや寂しいスタートとなってしまいましたが、このような逆境の時にこそ新しい考え方、新しい学び方が生まれると信じます。
新入生諸君の米子西高校での3年間が実り多いものとなるよう期待しています。