また、１・２年次生の終業式では、９月に実施された鳥取県高等学校英語弁論大会で第１位となった宮本麻衣さん（２年次生）の「The Ultimate Tragedy」と題したスピーチが披露され、生徒、教職員とも宮本さんの主張に耳を傾けました。

（スピーチ趣旨）
「The Ultimate Tragedy」（最大の悲劇）

　BLM（Black Lives Matter）運動が始まって７年経過した今でも、白人警官による黒人の殺害が頻発し、黒人差別はいまだ続いている。米国で起きていることは日本に関係の無いことなのか。日本でも外国にルーツを持つ日本人や外国人に対する差別も存在している。それらは言葉の暴力によるものであるが、看過することは出来ない。これらの差別に対し、日本にいる我々がすべきことは、まず事実を知り自ら学んでいくこと、友達、家族と話すことで関心を持つこと、自ら学んだことを他の人と共有することである。キング牧師は『最大の悲劇は悪人による抑圧や残虐さではなく善人による沈黙である。』と語った。私たちの日々の行動によって差別のある社会を変える必要がある。黒人の命が尊重されることで、初めて私たちも尊重される。