研修では、STEAM教育の視点でどのように授業を組み立てていくか、実践報告をして頂きました。
STEAM教育とは科学、技術、工学、芸術、数学の視点を交えた教育であり、実務的な技能を教科の枠を越えて学習したり、問題解決力や課題を発見する力など社会のニーズに密着した力を鍛えることが期待できます。

反田先生の実践報告では、探究学習として生徒が複数教科の教員、企業の方と一緒に理想のクッキーをプログラミングで焼いたり、データサイエンスを活用して地域活性化を提案したり、ゴミが打ち寄せられた浜辺の写真から海洋プラスチック、マイクロプラスチックに関する問題またそれを解決するための方法を考えさせたり、そのほかにも、STEAM化の視点から物語(ごんぎつね)を分析し、文章理解だけで終わらずに3Dや抽象画で物語を表現する等の活動を挙げられていました。いずれの活動も、校内だけの人間だけで進めるのではなく、客観的で正確なデータを収集し、外部機関と提携して評価・助言をしてもらったり、教員が学習内容と社会とのつながりを生徒に見やすくしたりするなどの工夫をされていました。研修のおかげで、本校の全ての職員がSTEAM教育を明確にイメージできるようになったと思います。

研修の後半には、身近なアプリ「keynote」を使って、効率的に生徒に情報提示する方法も学ぶことができました。
総合学習にも力を入れている本校にとって、非常に良い学習モデルを提示していただきました。ぜひとも参考にしながら、生徒に還元していきたいと思います。
