PTA執行部からのお知らせ

令和2年度を振り返って~コロナ禍で思うこと~

2021年3月23日 11時19分

 令和2年度のPTA活動につきましては、コロナ禍で難しい舵取りとなりましたが、会員の皆様のお陰で何とか無事に終えることができました。この場をお借りし感謝申し上げます。
 さて、本年度は、何といっても新型コロナウイルス感染症を語らずにはいられません。時系列で簡単に振り返ってみますと、令和元年12月に中国武漢で原因不明の肺炎患者発生、令和2年1月14日にWHOが新型コロナウイルス感染症を確認、1月18日には国内初の罹患者が確認され、WHOがパンデミックを宣言する中、4月7日に政府が緊急事態宣言を発令、全国に拡大された緊急事態宣言は5月25日に解除されたものの、その後も世界的な感染拡大は収まらず、未だ収束の兆しが見られません。
 かかる状況下、東京五輪の1年延期やプロスポーツの規模縮小、また、各地で様々なイベントが中止や延期となり、学校も休校を余儀なくされるなど、私たちの生活に多大な影響を与えました。当たり前のことができない現実に直面し、心身ともに疲弊する年ではなかったかと思います。ただ、こうした状況であるからこそ発見できたこともあるように思います。例えば、学校行事においては、「新しい生活様式」を実践する中、幸いにも運動会や文化祭、修学旅行を開催することができました。これまで、これら行事に関してなおざりに過ごしていた生徒がいたかもしれませんが、コロナ禍で当たり前を失いそうになったことで、当たり前であることの幸せを知り、当たり前と思えることに感謝する気持ちを持つことができたのではないでしょうか。
 ところで、本校のPTA行事もその大半を中止にせざるを得ず、思うような活動を行うことができませんでした。生徒の活動が第一と考え、運営を判断して参りましたが、保護者の親睦を図る機会を設けることができず、とても残念に思います。先に述べたように、私たち大人も当たり前と思えることに感謝する気持ちを忘れず、今後もPTA活動に取り組んで参りたいと思います。
 最後になりますが、コロナ禍で気苦労が絶えない中、学校運営をしてくださった福田校長先生をはじめ諸先生方に感謝を申し上げますとともに、保護者の皆様には、引き続きPTA活動にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

        令和3年3月 岩美中学校PTA会長 若松秀顕