郡家東小の子供たちが大切にしている4つの「あ」
本校の子供たちは「サプライズ」が大好きです。誰かを喜ばせようと、みんなで何かを企画するのです。昨年度も「サプライズ」がたくさんありました。誰かを喜ばせることは、自分にとっても喜びになります。そこには、「ありがとう」が生まれます。それは、幸せを感じるひとときです。
入学式ではこの4つの「あ」について、お話ししました。
「ありがとう」(感謝する・感謝される)
・周りの人、もの、ことに感謝し「ありがとう」を伝える。
・親切にし、役に立ち、喜びを与え、感謝される。
「あいさつ」
・あいさつは心をつなぐ。(人間関係づくりの基本) ・自分から先に明るいあいさつをする。さわやかな返事
「あんぜん」(あんしん) ・尊い命を守る。安全な生活を送り自分の身は自分で守る。
・安心して過ごせるいじめのない学級、学校
「あとしまつ」
・最後までやりぬく。使った道具を片付ける。
・黙働(黙って掃除) 靴、スリッパそろえ

4月8日、郡家東小学校の第42回入学式を開催いたしました。
かわいい21名の新入生が入学してきました。一年生も加わり、全校児童168名での令和4年度がスタートです。入学式では、新型コロナウイルス感染防止対応として、在校生は6年生のみ体育館で新入生を迎え、その他の学年は各教室でオンラインでの参加としました。
来賓は3名に、体育館での参加者の間隔を広げ、歌は清聴するなど、式次第を省略して開催しました。
春風が薫り、花いっぱいに彩られた温かな雰囲気の中、入学児童氏名の確認では新入生の「はい」という元気な返事が聞かれ、在校生代表児童が心を込めて歓迎のことばを語るなど、新入生にも保護者の皆様にも心に残る入学式になったと信じています。
入学式は節目となる行事です。節目節目の思い出をしっかりと子供達の心に、保護者の皆様の心に残していきたいと考えています。ご入学おめでとうございます。

学習指導要領には「キャリアパスポート」の活用について次のように記載されています。
「キャリアパスポート」には、小学校から高等学校までのキャリア教育に関わる諸活動について記録します。特別活動と各教科を関連させながら自らの学習状況やキャリア形成を見通したり振り返ったりして、自身の変容や成長を自己評価できるようにしたポートフォリオ(自己記録ファイル)です。
学校や家庭、地域における学習や生活の見通しを立て、学んだことを振り返りながら、新たな学習や生活への意欲につなげたり、将来の生き方を考えたりする活動を行います。学校で記載した内容について、家庭に持ち帰って保護者の方からの励ましのコメントをいただくことがあります。学校・家庭でともに子供たちのキャリアアップに向けて応援していくよい材料にしていきましょう。
なお、「キャリアパスポート」は日本全国の小学校から高校まで全ての児童生徒の成長記録となります。高校卒業まで大切にしましょう。
令和4年度の学校教育の目標
本年度も学校教育目標を「ふるさとを愛し 志を立て 自立して生きる児童の育成」としました。これには、次のような思いを込めています。
保護者、地域の皆様との連携なくしては達成できない目標であるとも考えています。「輝く瞳おうえん隊」をはじめとする地域の皆様、保護者の皆様には、本校教育推進へのご支援、ご協力を心よりお願い申し上げます。

桜満開の中、子供たちの元気な声が学校に戻ってきました。桜・チューリップ・サクラ草など春の花々が子供たちの登校を歓迎しています。柔らかい光に包まれ、春風が心地よい季節の中、令和4年度新学期が始まりました。今年度も子供たちの活躍を楽しみにしています。
さて、毎日、ニュースでウクライナ状況が報道されています。今まで築き上げ、大切にされてきた建物、施設、文化、伝統、生活、生命・・・・・・が失われています。世界中で一刻も早く平和な毎日が戻るように願わずにはいられません。
本日の始業式では「世界がもし100人の村だったら」の一部を紹介しました。この本では「100人のうち75人は食べ物の蓄えがあり、雨露をしのぐところがあります。でも、あとの25人はそうではありません。17人はきれいで安全な水を飲めません。」と紹介されています。ウクライナのような状況を目の当たりにすることで、今、何気なく過ごしている平和な日常が当たり前ではないのだなと感謝するとともに、私達の暮らしがいかに幸せか再認識することができます。
私達は、水を飲みたくなれば、水道の蛇口を回すだけでおいしい水を飲むことができます。暗くなれば、スイッチを入れるだけで電灯が明るく灯ります。温かな家でぐっすり眠ることもできます。食べ物も豊富です。本当にありがたいことです。しかし、このような平和で豊かな暮らしを維持し続けるためには、私達自身が学び続け、そして次代を担う子供たちへの適切な教育が必要です。「教育で得たものを失うことは決してない」(国連親善大使A・ウェック)という言葉をよく目にしますが、今年度も「ありがとうございます。感謝します。」という心を大切に、安全で安心できる環境で、しっかりと子供たちが生活できるように、教職員一同最善を尽くしていきたいと思います。

学校運営協議会制度が始まりました。学校運営協議会制度とは、地域を愛し、八頭町の未来を支えていく子供たちを、学校と地域が目標を共有して連携しながら一緒に育てていけるよう、地域住民も主体となって学校運営に関わる仕組みです。
昨年度までの学校評議員制度でも地域・PTAの代表者から学校運営に貴重なご助言をいただいていますが、より主体的に地域が学校運営に関わり「地域の後継者を地域で育てる」ことを学校運営協議会ではめざしています。地域とともに何ができるかを考えていきたいと思います。
「雪かきをしていたら、子供達がありがとうございます、と言ってくれるのがうれしい。」と、学校評議員の方が伝えてくださいました。「上級生が優しいので、低学年の子供達も安心して学校に通えています。」と、PTA役員会に来られていた保護者の方が伝えてくださいました。皆様からの子供達への褒め言葉に児童も教職員もたいへん元気づけられました。ありがとうございます。
本年度も岡垣PTA会長様をはじめPTA役員の皆様、保護者の皆様、地域の皆様には子供達を温かく見守っていただき、心より感謝申し上げます。コロナ禍で学校行事等の変更を余儀なくされる場面もありましたが、その時その時で最善な対応を模索しながら、子供達の成長につなげようと努めてきました。
「人生には無駄なことも損なこともありません。すべての経験があなたの中に積み重なっていくんです。」と斉藤茂太さんの言葉にもあるように、この1年間、うまくいったことも思うようにならなかったことも全てが子供達の成長につながっています。共にその成長を喜び、感謝したいと思います。
春小雨模様でしたが、穏やかで凜とした空気の中、ご来賓、保護者の皆様にご臨席賜り、6年生42名の卒業をお祝いしていただきました。本当にありがとうございました。
感染症対策として、在校生は5年生だけが体育館、1年~4年児童はオンライン映像を各教室で見ながらの卒業式参加としました。
制服姿の卒業生がたいへん凜々しく感じました。式辞の中でも、この1年間を振り返って6年生の姿を紹介しましたが、コロナ禍にあっても自分たちで話し合い、工夫しながら本当にいろいろなことを計画し、実行してきました。その姿を後輩に見せることで、先輩から受け継いだ「自分達で楽しく豊かな学校生活を築こう」という校風を在校生に伝えることができたと思います。
卒業にあたって卒業生に二つ、お願いしました。一つは五日市剛先生が創立記念講演で教えてくださった「ありがとうございます。感謝します。」を周りの人に伝えること。もう一つは「つながる、うみだす、やりぬく」を忘れないこと。
いつも感謝の心を忘れないで、いろいろなつながりの中で多くを学び、そこから新たなアイデアや考え方をうみだし、夢や目標に向かって一歩一歩、着実に歩んでくれることを願っています。


令和3年度もたくさんの方々にお世話になりました。特に、清水公民館長様には地域コーディネーターとして学級園準備、夏場の除草作業、はるかのひまわりの種子収穫、交流給食、除雪など、様々な場面で学校を支えていただきました。
卒業を前にした6年生に新沼謙治さんの「ふるさとは今もかわらず」をギターで弾きながら歌ってくださいました。そして、将来、自分が好きなふるさとの場所や景色を見つけて、悩んだり立ち止まったりした時に思い出してください、友達を大切にしてくださいとお話されました。
心のこもった歌とお話に6年生は静かに聞き入っていました。6年生は,
「ふるさとの好きな景色を大切に中学校でも頑張りたいです。」
「これからも友達を大切にしていきたいです。」
「支えてくれている家族を大切にします。」
と感想を伝えていました。
四季折々の景色を味わえる故郷、流れる川の水清き故郷、ホタルが乱舞する故郷、星空が鮮やかな故郷、温かく優しい地域の方々の住まう故郷・・・・・・、こんな素敵な故郷を自慢に思ってください!
