あるがままの自分を受け入れる

2019年5月30日 09時02分

 人気漫画「ワンピース」の大きなテーマは、仲間たちとの友情です。「最も多く発行されたコミック」としてギネス世界記録に認定されています。(全世界累計発行部数4億5,000万部) 
 そのワンピースのエピソードを全校朝会で話しました。

 
 魚人の海賊アーロンと闘っているときの主人公ルフィの言葉です。

 ルフィ 「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある」
     「俺は剣術も使えねェんだ」 (剣術ができるのは?)→(ゾロ)
     「航海術も持ってねェ」     (航海士は?)→(ナミ)
     「料理もつくれねェ」           (料理人は?)→(サンジ)
アーロン 「そんなプライドもクソもねェ てめェが一船の船長の器か?」
     「てめェに一体何ができる?」
ルフィ     「お前に勝てる!」

 ルフィは、助けてもらうばかりでなく、できることもいっぱいあります。仲間を命がけで助けます。アーロンを倒し、ナミを守り、村人を救いました。一人一人違うから助け合えるのですね。
 だれにも苦手なことがあります。うまくできないこともあります。そういうときには助けてもらえばいいんです。そしたら、何て言いますか。「ありがとう」ですね。みなさん、得意なこともあるでしょう。だれにもいいところがあります。それで、助けてあげるのです。そしたら、返ってくるのは・・・そう、「ありがとう」ですね。

 郡家東小学校の学校教育目標に「志を立て」とあります。志を立てるとは自分のよさを生かし、人の役に立つ人間になることです。役に立つ幸せ、喜んでもらう幸せを味わいたいですね。その時にもらえるのは、「ありがとう」です。郡家東小学校のめざす子供の一つは「つながる子」です。温かくつながり、「ありがとう」がこだまする学校にしていきましょう。 

 自己肯定感とは、長所も欠点もある、ありのままの自分を丸ごと認めて、自分は価値のある人間だと思える気持ちです。ありのままの自分を認めて、自分のことを好きになるのです。
 自分に価値を見いだせない人は、相手の価値も見いだせません。
自分のことを好きで大切にする子供を育てていくことは、認め合える
子供を育てていくことになります。
 特別活動を全校で推進したことにより、本校の児童の自己肯定感は
高まっています。自分も仲間も大切にして、ますます「つながる子」
を育てていきます。

  校長 安住 順一