幸せの4つの因子

2019年12月24日 10時25分

    人の幸せを科学的に解明する学問「幸福学」の第一人者、前野隆司慶応義塾大学教授によると、人の幸せは4つの因子で決まることが分かったそうです。次のような考え方をする人は、幸せになりやすいという4つの因子です。

 ☆「ありがとう」が多い ☆自分らしく、「ありのままに」生きる 
 ☆「なんとかなる」と思える☆とにかく「やってみよう」と思える

 ☆「ありがとう」 つながり・感謝
 ・何にでも感謝できる心を持っている。人を喜ばせることが好きで、人に親切
  にする。それらによって私たちは幸せを感じます。
 ☆「ありのままに」 独立・自分らしさ
 ・他人と自分を比較せず、人の目を気にせず、自分らしくマイペースでいられ
  る人は、幸せを感じやすいのです。
 ☆「なんとかなる」 前向き・楽観
 ・楽観的で前向きでいることは、幸せにつながります。「何か悪いことが起き
  たらどうしよう」と考えるのではなく、「きっとなんとかなる」と考えるよ
  うにした方が幸せだということです。
 ☆「やってみよう」 自己実現・成長
 ・自分なりの目標を持ち、何かにチャレンジすることは、それ自体が幸せなこ
  とです。自分のよさを生かし、活動をしていると幸せになれます。

 郡家東小学校では、サプライズという言葉がよく聞かれます。サプライズで誰かを喜ばせてあげようと様々な活動をしている姿が見られます。それは、感謝につながります。教室や廊下の掲示にも「○○さんありがとう」「○年生ありがとう」などの感謝の言葉があふれています。人に喜んでもらうことを行い、互いに感謝し合う、「ありがとう」がこだまする学校になってきました。
 2学期、児童は勉強にスポーツに、様々挑戦し成長しました。「全校逃走中」や「なわとび集会」などの楽しい集会も企画してくれました。エンジョイ集会のオーディションにもたくさんの児童がエントリーしました。チャレンジ精神いっぱいに「やってみよう」があふれています。

 長い冬休みが始まります。「ありがとう」「なんとかなる」「ありのままに」「やってみよう」を意識し、幸せが家庭にあふれるといいですね。
 ご家族おそろいで、よいお年をお迎えください。

   校長 安住 順一