若鳥丸11月22日のようす
2017年11月24日 12時12分11月22日(水) 紀伊半島沖
風:南南東3 天気:晴れ 気圧:1019.3 気温:17.9 水温:23.8 波:3
本日正午には和歌山県紀伊半島沖合まで南下しました。気温と水温ともに上昇し、船内は汗ばむほどで、冷房をかけることになりました。午前中は船長・機関長講義です。船長講義では消火装置等の内容を、機関長講義では給排気弁とピストンリング、実演を交ぜながら金属表面の傷を探す浸透法(カラーチェック)を教わりました。午後からは各教科から出された課題に取り組みました。海洋技術類型の実習生にはすでに課題を終わらせて、専門科目の船内テストの勉強をする者もいます。船長類型は専門科目の課題に手こずっていて、終わっている者はいません。明日まで船長類型の生徒と海洋技術類型の生徒の当直業務を入れ替えています。何かを感じ取り、もとの当直業務に戻って、より積極的に取り組んでくれたらと思います。今後の日程ですが、このまま沖縄まで最短コースで進むと前線を伴った低気圧にぶつかるため、低気圧の北側を通るコースに針路を変えました。低気圧の南側であれば船首から風を受け縦揺れがひどくなりますが、北側を航行すれば船尾から風を受け、実習生も凌げるという判断です。さらに、黒潮の勢力も強く船速が出ません。那覇への入港は、当初の予定よりも遅れそうです。体調不良の生徒はいません。軽い船酔いが一人いて、船橋当直中に3回吐いていましたが、時折笑顔が出るので大丈夫です。単なる船酔いですが、「なんで揺れていないのに吐くんだろうな」と不思議がっていました。
日の出に合わせて旗揚げ 機関長講義
カラーチェック 船長講義
船橋当直(操舵) 機関当直(当直交代)