海洋科3年 沖縄潜水航海実習の様子No.4
2016年7月11日 07時58分風向:東 風力:5 天気:曇り 気圧:1014.5 気温:29.3 水温:27.1
<指導教官からの日報>
実習8日目、鹿児島湾は穏やかです。予定では今日は座間味でダイビングでしたがここは鹿児島湾。生徒居住区の廊下に貼ってある過去の潜水航海の写真をじーっと見ている実習生もあります。自然にはかなわない、と納得はしていて、気持ちを切り換えてはいても、座間味に行きたかった気持ちを消すことはできません。あー美保神社でお祓いをしてもらっておけば良かった、と悔やまれます。と船長に話すと、「やっていたときはやってもだめだったか、と諦めがつくけど、やっていないときはその気持ちが残りますよね」と的を射た言葉をいただきました。明日は6時揚錨、鹿児島湾を出て島影に隠れて高波を避けながら那覇に向かいます。昨日までは「風はどのくらい吹く?」「波はどれくらい?」と船酔いへの不安でいっぱい、という感じでしたが、「間違いなく時化て揺れて、船酔いになる。荒天準備をして(部屋の床には何も置かない、ロッカーの内カギをちゃんと閉める、落ちてきそうな物はロッカーへ入れる、など)最後の航海で最後の大時化、みんなで団結して力を合わせて乗り切ろう。」と告げると覚悟を決めたのか、メンタルで乗り切る、食当が大変だったら手伝ってあげる、などなどみんなで協力してこの時化を乗り越えようとしています。こういうところは頼もしくて好きです。集中訓練中、ご飯を残すことが多かったので、夜食のカップ麺を禁止していました。隠れてこっそり食べる実習生もおらず、また食事もしっかり食べるようになったので今晩から解禁にしました。早速どやどやと集まりみんなで仲良く食べています。この絆が明日の力になることでしょう!