海洋科3年 沖縄潜水航海実習の様子 №11
2016年7月15日 07時57分風向:南南西 風力:2 天気:晴れ 気圧999.7ヘクトパスカル 気温27.8℃ 水温:24.9℃
実習15日目、昨夜から黒潮に乗って、うねりはあってもほとんど揺れない状態で紀伊半島まできました。11時38分に実習生の操舵で変針して紀伊水道へ入り、その後実習生が神戸ポートラジオに入港通報をし、16:30阪神港神戸区へ入港しました。実習生2名も重大任務を任されて緊張していましたが、やり遂げました。1年前の瀬戸内航海でこの紀伊水道を通って瀬戸内から太平洋に出たとき、突然の3mの揺れに次々と船酔いに倒れてまともに当直もできなかったのに、今では、「3m?余裕」と言ってのけるほどの3年生。いろんな船内任務をさせてもらえるようになりました。晴れていれば明石海峡大橋や高層ビル、メリケンパークの観覧車など、都会の町並みを見ながらの入港となったのですが、あいにくのもや、雨。挙げ句の果てにはザーザー降り。「もぅ、先生が美保神社にお参りに行ってくれんけんだがーん」となぜか先生のせいにされたので「それを上回る晴れ男、晴れ女のパワーが足りんだがん、もっと祈って!」と祈りを捧げると、着岸時には雨が止み、見通し良く着岸できました。謎のパワーで雨雲を退かしたようです(笑)。曇天のなか、清々しい気持ちにさせてくれたのはフェンダー作業と最後の挨拶。「フェンダーする人、4人」と呼びかけると、実習生4名がさっと手を挙げて積極的に動きました。また、最後の挨拶では、号令係がしっかりと声を出し、他の実習生も大きな声で丁寧にお辞儀をしました。この挨拶は天下一品だと思います。明日は神戸地方気象台の講義、見学です。
数学がんばってますよ。 この課題が終わらないと上陸できない!
トレーニングルームに大喜び すれ違う船に手を振ってみよう
雨のなか、毅然と整列 綱取りの方々に
「ありがとうございました!」
入港後、潮汐をアナウンスしました。