海洋科2年生 瀬戸内航海のようす
2017年6月12日 11時00分6月10日の日報より
風:西南西、3 天気:曇り 気圧:1006.6 気温:20.6 水温:18.6 波:2
実習2日目の朝は曇空で、もやがかかり、他船や島々がぼんやり見ることができます。夜中に関門海峡を通過し、水面が静かになり、ほとんどの生徒が船酔いから解放されました。全員が昼までに回復し、昼食はしっかり摂れていました。昨日の14時から当直業務が始まっています。船長類型は船橋当直、海洋技術類型は機関当直をそれぞれ2時間交代で、順番に行います。夜中も休まず走り続けるので、高松に入港するまで実習生は24時間交代で当直業務を行います。12時40分に来島海峡航路に入り、16時20分に備讃瀬戸南航路、17時56分に宇高西航路に入りました。上記の3航路は海上交通安全法で規定され、大型船には航路を航行する義務があります。当日は漁船や貨物船などが多く見られ、一瞬たりとも気が抜けない状況でしたが、船橋当直に当たっている実習生は舵を握らせてもらえました。来島海峡航路を航行中に舵を切る方向を間違えて、本人もかなりあせったと思いますが、すぐに乗組員の方の迅速な対応で立て直すことができました。失敗がよい教訓となったことでしょう。18時30分から高松港外で錨泊をしています。実習生はとても元気で、夕食中は会話が弾み、ミーティング後の自由時間に何人かで集まってゲームをして遊んでいました。明朝入港し、寄港地研修を行います。
食事の準備 朝の体操
機関当直(日誌記入) 船橋当直(操舵)
来島海峡通過