4次航海実習
2018年7月9日 09時49分7月6日のようす
風:NE/4 天気:雨 気圧1005.0 気温:21.5 水温:20.0
本日の未明、暗闇の関門海峡を通過し、瀬戸内海に入りました。雨と霧で視界が悪く、朝の点呼後は体操やデッキウォッシュは中止にし、部屋の掃除になりました。海は穏やかで、船酔いの実習生もいなくなりました。
船橋当直では本来は航海士が行う操舵号令を任されていました。緊張した面持ちながら、慎重に指示を出して、船を進めていました。機関当直では、ボルトさらい(ボルトの汚れを落とす作業)などを行っていました。当直業務は責任感をもってしっかりと取り組んでいる様子が見られます。
午後2時前に来島海峡に入りました。この航路は潮流によって通るルートが決まっています。潮流信号には南流を示す「S」と、次第に流れが弱まる「↓」が表示されていました。流速は3.3kt、順潮なので中水道を通りました。海洋技術コースの実習生に、船長コースの生徒が潮流信号について説明をしてくれました。海洋技術コースの実習生は普段、ブリッジ(船橋)に上がることはないので、船舶の輻輳(混み合うこと)する様子や潮流の速さと複雑さを目の当たりにして、瀬戸内海最大の難所であることを感じ取ってくれたと思います。
午後4時半には香川県の西側で錨泊をして、翌日の日中に海上交通安全法に規定された航路を通るために時間調整をします。
今朝の様子
当直の様子
錨泊に伴い航海灯から停泊灯に切り替え
「食事です!食事です!」と船内放送