オーストラリア国際航海18
2018年11月8日 09時34分11月7日のようす
CAIRNS
今日はWORRI高校の船舶の学習をしている生徒たちと国際交流を行いました。午前中はWORRI高校の生徒がシミュレーターなどで船舶の学習をしている施設の「グレートバリアリーフマリンカレッジ」に行き、交流をスタートしました。シミュレーター体験では本校生徒数名も舵をとらせていただき、担当教官から「よくできている。優秀だよ」と褒めてもらっていました。飛込みプールで飛込みを体験した後、ホットドックのバーベキューランチをご馳走になりました。初めはぎこちなかった本校の生徒も、魚釣りの話やアニメの話などで盛り上がっていました。WORRI高校の生徒の中にボクシングをしている生徒がおり、元ボクシング部の遠藤とシャドーボクシングの対決が行われ、周囲を沸かせていました。
午後は若鳥丸にWORRI高校の生徒を招き、初めに船内案内を行いました。船内を見学したWORRI高校の女子生徒は「若鳥丸のような船を持っていてとてもうらやましい。学校に帰って実習船の必要性をうったえたい」という趣旨のことを言っていました。実習船を持たないオーストラリアの高校生にとっては、実習船に乗って実際の航海を体験したり寄港地活動をすることは、とても魅力的に映ったに違いありません。本校の生徒たちには、外の目から見た自分たちの恵まれている所を再発見してもらい、これからの実習への意欲につなげてもらいたいと感じました。日本の紹介では校歌、オタ芸、柔道の紹介をしましたが、私たちの校歌にはオーストラリアの国歌で返してくれ、オタ芸のダンスには、オーストラリア伝統のカンガルーダンスで返してくれました。歌やダンスはお互いに通じ合うものを感じさせてくれたようです。生徒の感想には「同年代の外国人と交流して、英会話の能力が高まった」、「はじめは緊張したけど最後は仲良くなれて嬉しい」、「ケアンズの町を一緒に歩きたい」といったものがありました。同じ船乗りを志す仲間どうし、言葉の壁を越えて本当に良い交流ができたと思います。WORRI高校の生徒が言った「僕たちは兄弟だ」いう言葉を聞いて、この交流をコーディネートして下さった通訳のユミさんに対して感謝の気持ちで一杯になりました。本当にありがとうございました。明日はグレートバリアリーフでのスノーケリング実習です。生徒たちには今までのダイビング実習で身に付けた技術を発揮して、世界遺産の魅力をしっかりと堪能してもらいたいです。
シミュレーター体験
バーベキューランチ
ボクシング対決
往路のコースを説明
柔道の紹介
盛り上がった交流会