オーストラリア国際航海27
2018年11月19日 11時43分11月16日のようす
N 11°-25´.5 E 144°-30´.9
風向 ENE 風力 5 天気 o 気圧 1006.7 気温 28.8 水温 29.3
今日は予想されていたとおり波が高く、時々波に当たる「ドーン」という音が響きます。波高は2~3mくらいですが、若鳥丸に積んでいる燃料油が少なくなっているために安定感がなくなり、よく揺れているように感じます。船内のルールを守れなかった生徒たちと、反省文を書くために一番よく揺れる学習室に2時間いたのですが、横揺れや縦揺れなど色々なバリエーションの揺れが襲ってきます。私も気分が悪くなってしまいましたが、生徒たちはしっかりと反省ができたように思います。
午前中に機関長講義、午後には船長講義をしていただきました。私も参加した機関長講義では、主に防水部署について学習し、配管から漏れがある時の対処方法や水密扉の操作方法について実習をしました。生徒たちの船に関する知識は急速に増えてきています。当直中に学んだ事をお互いに教え合ったりしています。海技士試験に挑戦する気になった生徒もいます。この航海で学んだ知識や技術は、海技士試験や就職先で必ずや役立ってくれるでしょう。
グアム島の近くを航行していたため、一等航海士からグアム島の話を聞くことが出来ました。先代の若鳥丸はマグロ延縄実習の際にグアムに寄港したことがあり、港が狭いため他の船舶との関係で、着岸してからも船を何度も移動させなくてはならないことや、市街地へ行くにはタクシーを使わなければ行けないという話を聞きました。それに比べると、ケアンズが何と恵まれた環境なのだろうと感じました。グアムに比べてずいぶん遠いですが、苦労して行くだけのことはあると思います。一年生も来年の航海を楽しみにしていて欲しいです。
配管漏れ応急処置の練習
もう少しの辛抱です