オーストラリア国際航海33
2018年11月26日 08時50分11月22日のようす
N 25°-01´.8 E 131°-11´.8
風向 N 風力 6 天気 o 気圧 1018.5 気温 23.8 水温 23.8
まだ暗い中、岸壁で体操とランニングを行いました。10:00に那覇港を出港し沖縄に別れを告げました。昨日、私は首里城に1時間半かけて歩いて行きましたが、生徒たちは皆国際通りに行ったようです。来年の航海で沖縄に来たときは、すばらしい海と沖縄の歴史と文化を知ることのできる寄港地研修を行い、生徒たちにもっと沖縄の良さを知ってもらえたらと思います。
出港中、反対側の岸壁に練習船が停泊しているのが見えました。「育英二號」という船名だったので、中国の練習船だろうと思っていましたが、よく見ると船尾近くに「基隆」と書いてあります。基隆は台湾北部の都市で、残念ながら台風の影響で行けませんでしたが、今年海洋科3年生が航海実習で行く予定だった所です。このような所で台湾基隆の練習船と出会ったことに驚きました。いつか若鳥丸が台湾に行く日が来るような気がします。
外海に出ると予報通り3mの波が船首方向から容赦なくやってきます。一度上陸しているため揺れに対する耐性が下がっており、多くの生徒が船酔いになってしまいました。また、釣り実習のための漁具作成を行いました。激しい揺れの中で作ったため、結び方が頼りなく、強く引っ張ると解けてしまう生徒も何人か居ました。釣り好きな生徒は、釣りの最中にどうすれば仕掛けが絡みにくくなるかや、青物のブリやヒラマサを釣るにはどんな釣り方が良いかなど、色々想像しながら仕掛けを作っていました。船は時化のためにスピードが出せず、10ノット程度の速力となっていますが、明日からは波が落ちてくる予報となっています。釣り好きの生徒の期待に応えるためにも、明日以降は順調にスピードが上がり、隠岐の漁場に予定通り到着できることを願っています。
那覇出港
夕食時は撃沈