海洋科1年 下関航海2日目
2019年5月10日 10時25分 5月9日(木) 海洋科1年 下関航海2日目
緯度 N33°ー56.5′ 経度 E130°ー55.4′(関門港)
風向:ENE 風力:2 天気:bc 気圧:1010.7 気温:20.1 水温:17.9
実習2日目になりました。起床して間もなく関門海峡の手前に差し掛かり、船の揺れは収まっていました。本調子ではない生徒が数名いますが、ほぼ船酔いはおさまりました。しかし、生徒の大半は昨日の船酔いがとても辛く感じたようで、生徒からは頻りに「揺れますか」「酔いますか」と質問を受けるので、「大丈夫、もう少しの辛抱です」などと励まし続けることになりました。下関で上陸した後は船酔いからも解放され、全員元気を取り戻し、充実した寄港地研修になりました。
西日本ニチモウではスケソウダラをとるトロール網やアジ、イワシをとる巻網の模型実験を見学させていただき、その後に、編網工場において網が出来る工程を教えていただきました。また、境港の漁業や養殖業に使用する網をここで作っていることを知ることができました。
午後は海響館付近で各自昼食を摂り、近くにあるカモンワーフや唐戸市場まで足を延ばしました。海響館ではふぐ(下関では「ふく」と呼ぶ)の展示が充実していて、他にも見応えのある工夫の凝らした展示がたくさんありました。その中で生徒が一番楽しんだのはアクアシアター(イルカとアシカショー)だったようです。小学生の修学旅行と重なったため椅子席は満席で、どこかのテレビ局?の撮影隊も来ていました。ショーの後半、「イルカに合図を出してみたい人いませんか」と観客席からの参加を求めるアナウンスに真っ先に手を挙げた本校の生徒が、小学生も手を挙げていましたが見事に選ばれ、トレーナ体験をさせてもらっていました。大勢の中で恥ずかしくて手を挙げられないだろうと思っていましたが、感心しています。
予定より早く帰船し、午後6時に岸壁を離れ、隠岐の島へ向けて出港しました。関門海峡を航行しながら、海上の航路標識や旗りゅう信号を確認したり、宮本武蔵と佐々木小次郎の決戦で有名な巌流島はここにあるとか、心地よい風に当たりながら船から見える景色を楽しみました。また、船速が7ノットしか出ておらず、海峡の特徴である潮流の強さ(向かってくる流れ)を感じることができました。生徒には船に乗って見るものすべてが新鮮で、勉強になっています。
生徒は船酔いもなく、皆元気です。
下関上陸 記念撮影
西日本ニチモウ見学
海響館 イルカトレーナー体験
夕食の様子
上陸の後は会話が弾みます
健康チェック(血圧・体温測定など)