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日誌

3年沖縄潜水航海 7/7のようす

2019年7月8日 13時48分
3年生

令和元年7月7日(日) 航海11日目
 正午位置 那覇新港
 風向:SSW 風力:5 天気:雨 気圧:1004.9
 気温:28.4  水温:26.8      風浪:弱い

 今日は貸切バスで沖縄県の色々な場所を巡りました。7時に若鳥丸を降りて整列・点呼をしていると、沖縄航路の船で一等機関士をしている卒業生が声をかけてくれました。こうして船員として活躍している海洋科の卒業生が寄港地で若鳥丸を訪ねてくれるのは本当に嬉しいものです。
 若鳥丸から美ら海水族館までの移動中は、バスガイドさんから沖縄の歴史と文化、基地問題など色々な話を伺うことが出来ました。中でも印象に残ったのが、本部町の海上に多くの土砂運搬船が錨泊していたことです。辺野古埋め立てのための土砂を運搬している船が、反対運動などの影響もあって沖で待機しているようでした。基地移設のニュースはテレビでよく見ますが、実際に現場を見たり現地の人の話を聞くと、この問題がいかに複雑で難しいのかがよくわかりました。
 美ら海水族館で印象的だったのは、ちょうど水槽の掃除を数名のダイバーが行っていたことです。生徒たちも潜水実習をしてきたばかりなので興味を持ったようで、「この人BCを付けてないけど大丈夫?」とか、「ハンドシグナルで会話してみよう」と言っていました。また昨日、学校から郵送で届いた求人票を見ていたこともあり、「どうすれば水槽を掃除する仕事に就けますか?」と聞いてきた生徒もいました。「何で先生は教員になろうと思ったんですか?」と聞かれ、今まで就職の事を漠然と考えていた生徒も、将来の事を本気で考えることが出来るようになったと感じました。
 次に訪れた琉球村では、沖縄の歴史や文化について学び、伝統的な踊り「エイサー」を見学することが出来ました。可愛い水牛もいて、生徒は怖がりながら水牛を撫でていました。
 最後に「道の駅かでな」に寄って、嘉手納基地の問題について学びました。日曜日なので戦闘機の訓練はなく、じかに騒音を聞くことはありませんでしたが、米子空港が近くにある私達なら、住民の方の不安な気持ちが想像できます。今日はオーストラリア国際航海で内変のために寄港したときには知ることが出来なかった沖縄の魅力とさまざまな問題について深く知ることができた貴重な研修になったと思います。
南シナ海をバックにはい、チーズ
  
美ら海水族館 タッチプール      サンゴ礁の海            道の駅かでなにて