海洋科2年 オーストラリア国際航海 11/13の様子
2019年11月14日 12時34分洋科2年 オーストラリア国際航海 26日目
正午位置:N01°‐59.8′ E149°-25.1′ 風向:WSW 風力:4 天気:c 気圧:1010.0 気温:29.3 水温:30.1
航海実習26日目、昨夜赤道を越え、南半球から北半球に戻ってきました。天候もところどころに雨雲もありますが、赤道付近特有の熱く肌にまとわりつく風が吹いています。午前中は、デッキすりを行いました。生徒たちは作業にも慣れてきて、段取りよく作業を行います。汚れている所やくすんでいる所など「そこ、もう少し擦っておいて」など作業の内容が理解できているからこそ言える一言に頼もしさを感じています。船内では、「早く家に帰りたい!」と口にする生徒も少なくありませんが、彼らなりに努力していることが汲取れます。午後からは、六分儀の使用方法を船長の指導で行いました。六分儀は太陽の高度を測定し、現在位置の緯度を割り出すために用いられます。現在では、GPSなど航海計器の発達により六分儀を使うことは減ってきましたが、計器の故障や停電時などはこの方法で緯度を出さなくてはならないため、航海士としては必ず身に着けておかなければならない術です。生徒たちは不慣れな手つきで、船長の指示のもと操作していました。また、夕食は厚さ1cm以上あるTボーンステーキに舌鼓を打っていました。
三等航海士から航海術を学んでいます
六分儀で太陽の高度を計測
若鳥丸名物のTボーンステーキ