海洋科2年生航海実習3日目
2020年9月12日 09時16分正午位置 緯度 N33°-56.1´ 経度 E131°-03.3´(関門航路通過)
今朝は予報通り雨が降ったので、体操やデッキウォッシュができませんでした。時間調整をして、午前10時30分から関門航路の見学を行いました。1年生の下関航海で通った航路ですが、今回は航路を通り抜け、瀬戸内海に入ることができました。船長類型の実習生は昨年と違い、座学で得た知識を実際の目で見ることで確実なものにしてくれたと思います。また、航路の標識や信号を海洋技術類型の実習生に教えてくれました。航路通航中、船橋当直をしていた実習生1名が行先信号の掲揚、関門マーチスとの交信、そして操舵を任せてもらっていました。初めての経験ではありますが、落ち着いて対応することができ、若鳥丸乗組員から良かったと褒めていただきました。彼だけではなく、積極的にいろいろなことを吸収しようとしています。コンパスデッキに上がると、吹き抜ける風は心地良く、朝の雨がうそだったように、気持ちの良い航路見学になりました。
食べ応えのある昼食を挟んで、午後2時過ぎに錨を下ろし、このまま山口港沖合で錨泊することになりました。船長類型の実習生は投錨の様子を見学しました。明日の早朝に揚錨し、境港に向け出航します。あっと言う間に折り返し地点となりました。残りの乗船実習、悔いのない一日にするようにと実習生に話しました。
関門航路で操舵
関門大橋
機関当直
夜の読書