日誌

海洋科2年生航海実習 28日目

2022年7月11日 20時06分
2年生


7月8日(金)正午位置 35°-41.9N 133°-32.2E

 乗船28日目、昨晩は鳥取市沖で操業を行いました。本船でスルメイカが久々に100杯(匹)を超えました。今日はシロイカを狙って鳥取県中部沖での操業となります。今日の午後2時から左舷(船の左側)の生徒がスルメイカの解剖実験を行いました。イカの解剖の話やイカがどのようにして仕掛けに掛かるか、イカを使用し分かりやすく説明しました。イカには2本の長い腕(触腕)があり、その腕で餌となるものに襲いかかります。そういった話は真剣に聞いてくれます。漁場に到着し、海洋観測を始めます。生徒は透明度、水色、表面水温を計測します。午後7時には操業を開始しました。仕掛けを入れて5分も経たないうちに目当てのシロイカが釣れはじめました。いいサイズがボチボチあがります。今日は6次産業で行われる製品作成を学習しました。内容は、釣れたてのシロイカを捌き、胴体とゲソに分けて真空パックに詰める作業です。この方法で冷凍すると食べたい時に解凍し、パックから出して切ればシロイカの刺身がいつでも食べられると言った商品になります。冷凍すれば1年間ぐらいはもちます。本校海洋科卒業生の乗組員に指導してもらい作成しました。 以上、本日の報告でした。


       スルメイカの解剖


     真剣にスケッチしています


    透明度板で海水の透明度を測定中


      真空パック包装を学習中
 

     シロイカの真空パック完成!


      今日のベストショット