日誌

海洋科2年生イカ釣り航海実習

2014年9月8日 08時58分
2年生 9月6日(土)の午後3時30分、実習生25名、指導教官2名を乗せ、若鳥丸はイカ釣り航海へと境港を出港しました。9月7日(日)~11日(木)はイカ釣り操業を行い、12日(金)に境港に入港予定です。

9月6日(土)の日報】
 今日の午前中はよく晴れて暑いくらいの天気でしたが、出港が近づくにつれて曇り空となり、出港式のときには雨となりました。私にとっても久しぶりの雨の中の出港でした。生徒たちの様子ですが、まだ乗船実習をする心構えが十分にできていないと感じました。発言や態度を見ていると、普段の学校生活とあまり変わっていません。退避経路の確認で私語をする生徒がいたり、食事当番の働きぶりが悪かったりと注意することがとても多かった初日でした。

 学校でも、遅刻が多く生活面でも注意することが多かったので、それがそのまま表れていると感じました。そこで、ミーティングで生徒に「自分は、この航海を楽しい航海にすることを目指しているわけではない。今までできなかったことができるようになる、成長する航海にしたい」と言いました。確かに、乗船実習は楽しい方がいいのですが、生徒の成長なくして乗船実習とは呼べないと思います。生徒の書いた日誌には「初日はみんな気のゆるみがあった」「明日から気持ちを引き締めてがんばりたい」といった感想が多くみられました。私の思いを受け止めてくれた生徒がどのように頑張ってくれるのか、明日からの変化に期待したいと思います。

 波も穏やかなため生徒の体調は万全で、船酔いの生徒はいません。夜間の船橋当直を行った生徒は「沿岸にはたくさんのイカ釣漁船の漁火が見えました」と教えてくれました。明日は山口県の見島沖でイカ釣操業をする予定となっています。白イカが比較的多く漁獲されているという情報は入っているので、後は天気次第ではないかと思います。満月に近いので、曇りか雨になってくれれば、若鳥丸の集魚灯にイカが集まってきてくれると思います。初日の操業で良い釣果をあげて、生徒のモチベーションが上がってくれると嬉しいです。