イカ釣り航海実習2日目
2014年9月8日 09時38分操業予定海域に向け航行中(東向け)
外気:24.4℃ 水温:24.7℃ 風向/力:NE/4 気圧:1009.1hpa
天候:b コース:075° 速力:11.5kt 雲量:1 視程:20-50km 波方向:NE/040
波高:0.5m 波周期:4 Dist:147.5miles
【9月7日(日)の日報】
この航海で初めてのデッキウォッシュということもあって、デッキをブラシでこすると黒い汚れが浮き上がってきました。午前中にはイカ釣りオリエンテーションを行い、イカ釣りを行う際の安全上の注意点や、どのようにすればイカを多く釣ることができるかなどの説明をしました。その間も若鳥丸はより良い漁場を求め、昨晩到着した場所から南に移動したり、東に移動したりを繰り返し、少しでも良い場所で初日のイカ釣りができるようにと移動と海洋観測を繰り返していました。生徒のために少しでも条件の良い場所で操業してやりたいという船長の思いに本当に感謝したいと思います。
18時過ぎに漁場に到着し、パラシュートアンカーを投入するころ、周囲のイカ釣り船の集魚灯が若鳥丸よりも一足早く灯りました。心配していた天候ですが、快晴でほぼ満月に近い月が東の空に上がっています。「今日のイカ釣りはダメそうですね」と言っていた生徒もおり、内心はあきらめムードでイカ釣りを始めました。ところが、実際に生徒が手釣りを始めてみると、一投目からイカがかかりました。最初に釣れたのはシロイカではなくスルメイカでしたが、生徒たちのテンションは一気に上がり「また来ました~!!」「次はダブルです!!」と大きな声が響きます。自動イカ釣り機よりも生徒の行った手釣りの方がよく釣れ、最も多く釣った生徒は38匹も釣り上げていました。全体的に小ぶりなスルメイカが主体で、シロイカはパラパラと釣れるといった状況でした。最終的な釣果はスルメイカ310匹、シロイカ50匹の合計360匹で、昨年は初日で釣れなかったことを考えると恵まれていたのではないかと思います。生徒からも「次ももっとたくさん釣りたい」、「はやく次の操業の番が来てほしい」といった喜びの声が聞かれました。
軽い船酔いの生徒が4名います。午後からは若干風が強くなり、波が高くなったためです。早く船酔いを克服して、イカ釣りや当直をがんばってほしいと思います。
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