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日誌

イカ釣り航海 3日目

2014年9月9日 13時23分
2年生 9月8日(月) 正午様子
操業海域にて漂泊中です。
外気:25.4℃ 水温:25.2℃ 風向/力:ENE/4 気圧:1006.4hpa 天候:bc コース:drifuting 
速力:-----kt 雲量:2 視程:20-50km 波方向:NE/043 波高:1.5m 波周期:1 Dist:----miles

【9月8日(月)の日報】
 航海実習3日目を迎えました。昨夜は1回目のイカ釣りがあり、夜間が活動の中心の時間帯でした。そのためか午前中はとても静かで、当直の生徒以外は寝ている状態です。休めるときにしっかり休み、健康管理をしてもらいたいと思います。

午後からはシロイカの解剖と干物づくりを行いました。解剖に使ったシロイカは昨晩漁獲されたばかりのもので、本当に新鮮そのものです。体の色は釣り上げられた直後は透明感がありますが、しばらくすると白くなります。これがシロイカと呼ばれる理由だそうです。そして、新鮮なシロイカは指で押すとその部分が赤く変化し、また元に戻ります。これはまだ細胞が生きているからで、新鮮な証拠です。生徒たちにさせてみると「こんなの初めて知りました」という声がほとんどでしたが、「インターンシップ先の直売センターで店の人に教わったので知っています」という生徒もいました。その後、シロイカの一夜干しを作りましたが、この一夜干しは文化祭の「イカの展示」で海洋科2年生の教室を訪れてくれた人に試食してもらう予定です。

 今日の漁場は昨日よりも少し浜田方面の東側に移動した場所です。他のイカ釣り漁船も昨晩の漁場よりも東へ移動しており、イカの群れが東へ移っているのではないかという判断です。19時からイカ釣りの操業が始まりましたが、空には満月が見えていて、海面を明るく照らしています。これではさすがに釣果の方は厳しくなることが予想できます。せめて曇りになり、雲が月を隠してくれればとも思いますが、雲一つない快晴です。「お月見ができると思って開き直るか」といった声も聞かれました。

実際の釣果のほうも予想通り不漁で、スルメイカ150匹、シロイカ70匹、合計220匹の水揚げでした。しかし生徒の手釣り仕掛けにはイカが比較的かかり、多い生徒で20匹、平均すると10匹前後は釣り上げることができていました。今回は寂しい釣果となりましたが、あと3回チャンスが残っています。この航海で一度は生徒に大漁の喜びを味わわせてあげられればよいのですが・・・。

 海は穏やかで、船酔いの生徒はいません。みんな元気です。
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