海洋科2年生オーストラリア国際航海No.4
2014年10月23日 15時26分10月21日(火)の正午の状況<太平洋を南下中>
航海距離546.3miles、速力11.2kt、針路149°、風向SSE、風力4、天気晴れ、
気圧1018.6hpa、気温24.7℃、水温25.4℃、風浪3
【10月21日(火)の日報】
今朝も相変わらず大きな揺れの中で始まりました。昨日から始まった太平洋での周期の長い揺れです。今日は若干ましにはなったものの、縦揺れが大きいため、一瞬体が浮くような感覚に襲われます。朝の6:00になると船橋当直が終わった生徒がブリッジから降りてきましたが、船酔いで青白い顔をしていました。
今日は、機関当直で造水装置の運転と燃料油清浄機の整備を行いました。造水装置は海水から真水を造るためのもので、砂やフィルターで異物を取り除き、さらに逆浸透膜を通して塩分を抜きます。機関当直の生徒は、一等機関士から操作手順や原理などを詳しく教えてもらっていました。燃料油清浄機の整備は生徒自身が行い、燃料油から分離したスラッジ(汚れ)をヘラで取り除く作業を行いました。甲板部はデッキすりを行い、丁寧にデッキをこすって汚れを落とす作業を行いました。船が大きく縦に揺れるため、下を向きながら作業をしていると気分が悪くなり、嘔吐袋が手放せない生徒たち。そんな中でも、がんばりを見せていた2名の生徒がいました。今後もみんなをどんどんリードして欲しいと思います。
燃料油清浄機の整備
デッキすりの作業