海洋科2年生オーストラリア国際航海No.19
2014年11月6日 18時48分11月5日(水)の正午の状況<CAIRNS(ケアンズ)>
航海距離3888.1miles、速力なし、 針路なし、 風向ESE、風力3、天候晴、
気圧1015.6hPa、気温28.4℃、水温28.1℃、風浪不明
【11月5日(水)の日報】
今日はグレートバリアリーフでのスノーケリング実習を行いました。今日のコンディションは、少し風が強めでしたが、天気は晴れており、ダイビング日和となりました。今回は8~9名でA班~C班の3グループに分かれて行いました。ケアンズを出港してからグレートバリアリーフまで約2時間かけて到着し、午前中のポイントはヘイスティングリーフというところです。ここは、透明度が高くシャコガイという大型の二枚貝が多いポイントでした。午前中ということで、水温は26℃と若干低めだったため、1時間近く海に入っていると「寒くて震えがきます」と言っていた生徒がいました。小型~中型の魚が多かったのですが、あるグループはナポレオンフィッシュという大型の魚を見ることができたそうです。
午後のポイントは、サクソンリーフという所で、午前中に比べると透明度は少し低かったのですが、水温も高めでウミガメがよく泳いでいると聞きました。残念ながら、ウミガメは誰も見ることができませんでしたが、私と一緒のグループは、「ホワイトティップシャーク」というサメを見ることができました。午前中は全員がスノーケリングをし、午後は2名が体調を理由に見学となりましたが、今年の印象は、みんなが楽しそうにスノーケリングをしていたことです。学校の実習の時間にダイビングを行っていろいろな訓練をしてきましたが、海でのダイビングは初めてという生徒もいます。初めてのダイビングがグレートバリアリーフとは何と恵まれているのでしょうか。私がダイビングを始めたきっかけは、学生時代に鹿児島県の桜島にある海中公園で海藻を観察するためにスノーケリングをしたことです。普段は見ることのできない海の美しさをしり、ダイビングをするようになりました。今日、グレートバリアリーフに潜った生徒たちは、写真やテレビでしか見られない美しい水中の景色を、自分自身の目で見ることができました。きっとダイビングの魅力を知ることができたことでしょう。私たちの担当をして下さった日本人の男性2名と外国人の女性1名はとてもフレンドリーな方たちで、生徒たちは記念撮影をさせてもらったり、腕相撲の相手をしてもらったりと船上で楽しい思い出をつくることができたと思います。
今日の生徒の感想には、「また必ずグレートバリアリーフに潜りに来たい」、「サンゴや魚がカラフルで本当にきれいで楽しかった」というものがありました。ダイビングを通して、潜水に関する知識や技術を高めて将来の仕事に生かすとともに、世界自然遺産を見て海洋環境を大切にする気持ちを育んで欲しいと思います。スノーケリング実習のようす
エントリーの準備
エントリー後のようす
バディーシステムの遵守
色々なサンゴや熱帯魚
垂直潜水
インストラクターと記念撮影