海洋科2年生オーストラリア国際甲海No.25
2014年11月12日 16時34分航海距離1107.7miles、速力12.4kt、 針路327°、 風向West、風力1、天候晴れ、
気圧1009.7hPa、気温30.4℃、水温309℃、風浪2
【11月11日の日報】
今日は朝から凪で、ほとんど船が揺れていませんでした。そして、正午にはまさに鏡のような海面となりました。行きの航海の赤道付近は波やうねりが大きく、生徒たちは「赤道は風が吹かないから凪になるはずなのでは?」と疑問に感じていましたが、今日は赤道らしい海面を見せることができてほっとしました。生徒達も「つるつるの海面だ!」と驚いていました。
天候も良かったので、良いコンディションで海洋観測をすることができました。透明度を測ったところ40mもあり、生徒も驚いていました。また、プランクトンネットでプランクトンを採集しましたが、集めた海水も透き通っています。境港の海でプランクトンネットを引けば、ネットで集めた海水は大量のプランクトンで白く濁って見えるため、ここまでプランクトンが少ないのかと感じました。この透明度の高さはプランクトンの少なさと関係が高いことが理解できたことと思います。また逆に、境港周辺の美保湾や中海はプランクトンが豊富だからこそ、多くの魚介類の餌となり、よい生息場所となっていることがわかります。CTDによる水温と塩分の測定も行ったのですが、CTDの調子が悪くデータを得ることが出来ずに残念でした。
生徒の健康面ですが、1名が午前中に喘息の症状となりました。船内に常備してある喘息の薬を服用させることになりました。服用後は症状が治まり、楽になったようです。透明度の測定(なんと40m)
正午には鏡のような海面になりました。