海洋科オーストラリア国際航海No.27
2014年11月14日 11時51分休憩時間には外の空気を思いっきり吸ってリフレッシュしたり、汗を流したりする生徒達も増えて来ているようです。
11月13日(木)の正午の状況<キャロリン諸島周辺海域北上中>
航海距離1656.5miles、速力11.4kt、 針路327°、 風向ESE、風力3、天候晴れ、
気圧1009.6hPa、気温29.5℃、水温30.4℃、風浪2
【11月13日の日報】
ここ数日凪が続き、船内は非常に過ごしやすいです。昨日は天体観測をして太平洋で見る夜空を満喫することが出来ました。また、今日はクジラやイルカが船の近くに現れて、船橋当直をしていた生徒を喜ばせてくれました。また、大きな魚の群れによって海面にしぶきが上がっており(カツオかマグロだと思われます)、もし若鳥丸が巻網漁船であれば大漁間違いなしといった状況もありました。
今日は、船長講義と機関長講義、海技士(機関)の模擬試験を行いました。前回行った模擬試験では、正答率が50%程でしたが、今回の模擬試験では正答率が80%と大幅にアップしていました。海洋技術コースの生徒は機関当直の時に、機関長や機関士の方から海技士試験の指導もしてもらっています。いつもはあまり積極的に学習しない生徒も、機関長や一等機関士の「少しでも多くの実習生に海技士の資格をとらせたい」という熱意が伝わって、必死に海技士の勉強をしていました。今日の模擬試験の結果を機関長に報告すると非常に喜んでいただきました。今日の生徒の感想には「海技士の模擬試験で高得点が取れ、勉強した甲斐があった」、「次の模擬試験では満点を目指したい」というものがありました。生徒たちに多くの大人が関わることのできる船内だからこそ、資格試験のきめ細やかな指導が可能なのだと感じています。2月に広島で行われる海技士試験で1人でも多くの生徒が合格し、生徒に若鳥丸に行って合格の報告をしてもらいたいものです。
船橋当直(コンパスデッキ)
発電機のストレーナ掃除