海洋科オーストラリア国際航海No.28
2014年11月17日 10時00分11月14日(金)の正午の状況<グアム南端海域北上中>
航海距離 1953.9miles、速力12.1kt、 針路327°、 風向ENE、風力4、天候晴れ、
気圧1010.1hPa、気温29.5℃、水温30.2℃、風浪2
【11月14日の日報】
下関での入国審査を受けるのが6日後に迫りました。なかなか徹底できていなかった時間厳守や挨拶などが良くなり、日本への入国に向けての意識が出てきたように感じます。今日の作業では、若鳥丸の船内の壁拭き掃除を行いました。この作業によって、船内の壁がずいぶん綺麗になりました。私たちの次に若鳥丸に乗船する生徒は、来年の海洋科1年生が下関体験航海をする時だと思います。船に感謝の気持ちを持ち、後輩たちにも奇麗な若鳥丸を引継いでいってほしいと思います。 ここ2~3日ですが、生徒と進路の話をすることが多くなりました。生徒の中には「長期航海をしてみて、自分は日帰りができるフェリーに乗りたい」「漁船に乗ってもっと漁業体験がしてみたい」「将来はタグボートに乗りたい」など、この航海の経験を踏まえて自分の進路についてよく考えているようです。今までの卒業生もそうでしたが、この長期航海で自分の適性を見極め、進路について具体的に考えられるようになってきました。また、海の仕事のプロである若鳥丸の乗組員からも、「外航船を目指してみたらどうだ」「海上保安庁の巡視船もいいよ」などと、豊富な経験を活かしたアドバイスもしていただいています。この航海が終わり、3学期が終わるといよいよ3年生です。この航海は過酷な経験をしながら自分を見つめ、乗組員からいろいろな情報を得ることのできる貴重な機会であると感じます。残りの航海でも、さらに多くのことを吸収してもらいたいと思います。
壁拭き掃除
船内読書