海洋科オーストラリア国際航海No.29
2014年11月17日 10時05分航海距離 2268.8miles、速力12.3kt、 針路333°、 風向East、風力3、天候晴れ、
気圧1011.4hPa、気温30.0℃、水温29.7℃、風浪2
【11月15日の日報】
生徒食堂の電子海図に、とうとう日本列島が表示されるようになりました。生徒たちは「日本が見えたから記念撮影しよう!」と喜んでいます。行きの航海でオーストラリアが電子海図に表示されたときも喜んでいましたが、やはり故郷の日本の方がうれしいようです。多くの生徒が、「日本に帰るまであと5日!」とカウントダウンを始めています。また、「携帯電話の電波が入るまであと4日!」と携帯電話の電波が入る日を心待ちにしています。10月20日から約1ヶ月電波が入っていません。ケアンズでも高額な電話料金を請求されないよう、使えない設定にしている生徒がほとんどだったようです。日本がどんどん近づき、楽しみにしていることが多いためか「最近は時間が経つのがずいぶん早く感じる」という声をよく聞きます。船内生活や船の揺れにも慣れ、充実してきている証拠なのではないかと感じています。
今日でこの航海中に計画していた船長講義と機関長講義が終了しました。深夜の当直明けで眠たそうにしていた生徒もありましたが、「きちんとした態度で講義を聞こう」「居眠りをしないようにがんばろう」と、普段とは違った姿を見せてくれました。こうした、学校とは違った一面を見せることができるのが、航海実習ならではのことだと思います。生徒の感想にも「講義を受けて疑問に感じていたことが理解できてすっきりした」というものがありました。今後も積極的に船の勉強をしていってほしいと思います。
朝の体操の様子
燃料噴射弁とピストンについての学習