海洋科2年生オーストラリア国際航海No.32
2014年11月19日 11時43分11月18日(火)の正午の状況<硫黄島西方海上北上中>
航海距離 3087.1miles、速力11.6kt、 針路333°、風向NE、風力5、天候曇、
気圧1016.2Pa、気温22.1℃、水温25.5℃、風浪2
【11月18日の日報】
昨日の夜は、海況がおだやかだったため、揺れがひどくて寝不足気味だった生徒も久しぶりにぐっすりと眠れたようです。午前中は穏やかだったのですが、夕方くらいから急に風が強くなりました。波も高くなり、右前方から波を受けるため、船が上下に大きく揺れるようになりました。その影響で、速力も11ノット以上あったのが、8~9ノットに落ちることもありました。ある生徒は、「この速力だと、下関入港が遅れるんじゃないですか?」「楽しみにしていた下関での上陸が短くなりそう」と心配そうにしていました。約2週間ぶりの上陸なので、生徒たちはそれぞれ下関でやりたいことを決めているようです。「本屋で本を買いたい」「釣り実習で使うルアーを買いたい」など聞きますが、やはり「自分の食べたいものを食べたい」という声をよく聞きます。船の食事は決まったメニューなので、食べたいものが食べられません。やはり、店で注文して食べたいという思いは相当強いようです。食べたい料理で人気なのは寿司、ラーメン、牛丼です。船の食事は揚げ物が多く、鮮魚は出てこないので、私も回転寿司に行きたくなってきました。1ヶ月ぶりの日本を下関で満喫するとともに、外国に行っていたからこそ感じる日本の素晴らしさを実感してほしいと思います。
各教科から出ている課題もすでに終わった生徒がほとんどです。初めは下関入港までに終わるかどうか心配でしたが、ここ数日でエンジンがかかり、がんばっています。
船橋当直での見張り
主機関可動部への注油