瀬戸内航海の3日目
2015年6月8日 17時18分気温:23.4℃ 水温:20.0℃ 風向/力:East/2 気圧:1011.9hpa 天候:本曇
6月7日(日) 『指導教官の日報』
航海2日目、瀬戸内海を航行し、水島港に入港しました。本格的な当直も始まり、船橋当直では船長や航海士から実学で学んでいます。「見張りで重要なことは何か」「操舵号令はわかっているか」などの質問を受け、授業で学んだ知識をつなぎながら何とか答えようとしています。見ていて思わず「それは授業でやったよ!」と言いたくなるところですが、何とか自分で答えようとしているので我慢しています。そして本日は来島海峡、備讃瀬戸南航路、水島航路を航行しました。船長コースの実習生が操舵2回目にして舵を持ちました。潮流の影響があったので見ているこちらははらはら、どきどき。しかし操舵手の方々がしっかりとサポートしてくださったので無事に航行できました。日曜ということもあり、船の数は少なかったのですが潮流による海面の変化や潮を受けながら舵を取る難しさなど、学校で学んだ内容をさらに深めることができたようです。水島入港のシーンでは、係留できる場所が非常に狭く、着岸に時間はかかりましたが船長の巧みな操船により無事着岸することができました。また、フェンダー作業を行い、無事岸壁と船の間にフェンダーを収めることができました。指示を受けて自分たちで考えて作業できていたので、とても感心しています。
しかし、船内生活では改善点が。ミーティング後の食堂で歓談するのは良いのですが、散らかしてそのままの状態が2日間続いています。明日再度注意して、様子見。改善されなければ雷が落ちます。
体調不良は1名で、風邪気味(大丈夫です、と言ってがんばって食当をしています)。さすがに船酔いはありません。ボクシング部の4名のうち、減量が必要な子は思う存分食べることができず、おいしそうな料理を前に「地獄のようだ」と言っています。
航路学習(船長コース)船長講義
来島海峡で潮流の影響を知る
航路学習(海洋技術コース)
瀬戸大橋の手前で左に曲がり、水島航路へ
夕陽の中でボクシング部練習