沖縄潜水航海No.15
2015年7月14日 21時51分7月14日(火) 午前9:30境港入港着岸
実習生は真っ黒に日焼けして、元気な姿で境港に戻ってきました。
お疲れ様でした。
指導教官の日報 (7月13日)
今日は待ちに待った釣り実習の日でした。まず、午前中の班は全員が鯛ラバから始めました。すると、狙い通りのマダイ30cmを釣りました。しかし、後が続きません。そこで、総合実習の時間に作成したウィリー仕掛けを用いた餌釣りに変えました。ところが、魚の活性が低く魚が上がってきません。28cmのマダイを追加して、午前の釣りは終了となりました。午後の釣りも出足が悪く、先生がウマヅラハギを釣ってからは長い沈黙が続きます。終了30分前から魚の活性が上がり、マダイやチダイ、そして今日一番のクロダイ41cmが釣れました。釣れた魚はすべて課題研究の「神経締め班」によって処理され、明日になっても美味しく食べられるはずです。神経締めの処理をした魚を、海水から作ったシャーベット状のスラリーアイスに入れて急速に冷やしました。釣れた数が少なかったからこそ、一匹一匹を大切に扱うことができました。 明日は台風避難の必要があるため、予定を1日早めて境港に入港して下船します。「下船までもう少しある」と油断していた生徒たちは、必死に課題や感想文を書いています。振り返って見ると、この航海はずっと天気図とにらめっこの航海でした。台風の動きに翻弄されることがおおく、変更に変更を重ねながら実習や寄港地活動を行ってきました。しかし、結果的には予定していたことがきちんと実施でき、充実した航海実習になりました。また、この航海を経験し、将来船に乗ろうと決意してくれている生徒が多いこともうれしく思います。若鳥丸を下船しても、今まで以上に専門教科の学習を深めて、各種の資格試験に挑戦してもらいたいと思います。
喬一番の大物! クロダイ41cm
神経締め班が大活躍です!