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日誌

イカ釣り航海 No.5

2015年9月11日 16時55分
2年生 9月10日(木) 隠岐諸島浦郷湾内錨泊中
 風向/力:NNw/5  天候:雨  気圧:1009.7hPa   外気:20.9℃  水温:23.5℃

【9月9日(水) 指導教官に日報】
 実習5日目、浦郷湾は静かで穏やかです。周囲には避航してきた船が数隻見えます。台風18号の影響により島影から出れば荒れた状態になることが予想されていたので、今日、明日は浦郷湾で錨泊です。おかげで全員船酔いから脱し、元気に朝食を食べました。食事にかかる時間と残飯の量が元気のバロメーター、わかりやすくて助かります。夕飯は肉じゃがと唐揚げでイカを釣ったときと同じくらいの笑顔。ミーティング後は、たまごスープにご飯を入れて、たまご雑炊にして食べて。さすが食べ盛りの高校生、消灯準備のころには、おひつが空になりました。元気になったので、差し入れのサイダーを配りました。船酔い中に炭酸を飲むと胃の中がわき上がるような感じになるので控えていましたが、実習の中日を過ぎ、疲れた体に炭酸が染み渡る良いタイミングとなりました。この差し入れは実習初日に、「先生、これ、みんなで飲んで」と海洋科の先輩が持ってきてくれました。きっとこの船でたくさんのことを学んだのでしょう、後輩にも頑張ってきてほしい、そんな彼のやさしい気持ちと成長した姿に涙が出そうでした。

 さて、今日も含めて残りの3日間は、揺れない状態で当直・作業と船内生活を整えることに重点をおいて実習をしています。波浪階級5というオーストラリア航海最初の5日間のような波を体験した実習生は、船酔いをしながら操業をしたり、当直をしてきました。これがいきなりオーストラリアだったら、何人もがベッドから起き上がれない状態になったのではないかと思います。しかし、今回の経験により船酔いを克服するにはなにが必要かということがわかったようです。苦しくてもご飯を食べる、ちゃんと仕事をする。そして何よりも友人の支えと「早く船酔いから脱出したい」という必死な気持ち。操業は2回しかできませんでしたが、オーストラリアへ行く前に彼らの持っているすごい力を知ることができました。これを今後の学校生活、学校祭やオーストラリア航海で発揮してほしいと思います。できなかったことを嘆くのではなく、今できることを最大限やって有効になるようにする。揺れない状態で船内生活をきちんと身につけられるよう、明日も頑張りたいと思います。


船の横揺れを示すもの。右に21°、左に20°傾きました。

      外は雨、霧でかすんでいます。   

       夕食おいし~!しあわせ♪

食事当番、皿洗い中!家に帰ってもやってくれますよ、きっと!

     ミーティング後、食堂で談笑。

      たまご雑炊おいしかった♪