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日誌

イカ釣り航海 No.6

2015年9月12日 09時00分
2年生

9月11日(金) 境港向け隠岐海峡航行中
風向/力:WNW/4  天候:晴れ  気圧:1010.4hPa  外気:22.7℃  水温:23.2℃

【9月10日(木) 指導教官に日報】
 
実習6日目、朝から航海中の通常の日程で動いています。久しぶりにデッキウォッシュをして、きれいになりました。午前中のうちに下船に向けて荷物の整理をし、居室の大掃除をしました。脱いだ服はそのまま投げっぱなし、床はほこりや髪の毛が落ちている状態で散らかっていた部屋も乗船したときのようにキレイになりました。きちんとできている実習生もいますが、大半は掃除に苦労しています。今回の大掃除で掃除機のかけ方や水拭きのしかたを学びましたので、今後ご家庭でも継続してもらいたいと思います。洗濯や皿洗い、食事の準備など、日頃は保護者の方がされている家庭も多いかと思います。実習生の感想には、自分たちが普段何気なくしてもらっていることに感謝する気持ちが書かれていました。自由に生活している日常から、7日間他人と生活し、自分のことは自分でする環境に一変。「早く家に帰りたい」と思っていても海洋科に入った以上は腹をくくって下船までは実習として取り組まなければならない。これが実習生の複雑な心境であると感じます。そんなときに彼ら、彼女らの心を支えるのは、当直や食事当番でどんどんできることが増えていくことと、友人たち、乗組員の皆さんや指導教官の声かけです。このクラスは至らない点もありますが、反抗的な子もなく、基本的には可愛がられるタイプで、乗組員の皆さんからもたくさんの声かけをしてもらっています。船橋当直で様々な計器を説明してもらって船のことがわかるようになったり、機関当直でストレーナーの掃除をさせてもらったときに「掃除や点検をすることで事故になる前に発見できる」と仰っていたのが印象に残っていると言っていたり、これまでの経歴などを聞いて考えることがあったり、実習生の何気ない一言に返してもらった言葉で実習に対する気持ちが前向きになったり、と本当に若鳥丸のみなさんは子どもたちの人生にとっても大切な存在であると思います。明日で実習は終わりますが、こうした部分をしっかりと伝えて、下船したいと思います。


     真剣な表情で日誌を書いています。

        夕食はステーキ!!