オーストラリア国際航海No.8
2015年10月24日 15時50分風向/力SSW/3 天候bc 気圧1012.4hPa 外気29.4℃ 水温29.0℃
海況も穏やかになり、生徒は元気一杯です。若鳥丸通信長の指導による筋トレ部で
汗を流す生徒もいたようです。

実習7日目、今日までは船長類型は船橋当直だけ、海洋技術類型は機関当直だけでしたが、今日から11月1日までは日中は船長類型・海洋技術類型がペアになって船橋当直・機関当直に入っています。互いに学んだことを教え合うという趣旨です。船橋では日誌の書き方、引継、操舵、風や波の見方を機関では機関制御室のモニターの見方、日誌の書き方を教え合っています。説明があやふやだったり教えると言うよりも自分でやってしまったりと自分がわかっていても相手に教えることは難しいということを実感していました。初回はそんなものだと思います。「相手がどのくらい理解してくれているかを確かめながら伝えるためには、自分が10を理解していて、はじめて相手に2か3伝わると思った方がいい。手を変え品を変え、伝えるための準備が必要だ」と教員になる前、大学の先生から言っていただいたことを思い出します。試行錯誤しながらも何とか伝えようとする気持ちで取り組んでくれていますので、これからの数日間で上達すると思います。変針して昼前にはかなり揺れが収まり、今日から湯船に湯をためることにしました。実習生は大喜び!やっぱり湯船に浸かると気持ちが和らぐようで、風呂から上がるとみんなニコニコしていました。少しずつたまっていたストレスや疲れがちょっとは軽くなったかな?
体調不良の生徒は2名で、そのうち1名は船酔いです。この2人は食当でしたが、代わりに周りにいた生徒が手伝ってくれて、とても嬉しかったです。
船長より時差の説明
機関日誌の書き方講座
ミィーティング後の食堂
※25日、26日0時に30分ずつ船内時間を進めケアンズ時間にします。
日本との時差は+1時間です。