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日誌

オーストラリア国際航海No.21

2015年11月6日 13時08分
2年生 平成27年11月5日(木)
 正午位置 ケアンズ(S16°-55.5 経度E145°-46.8)
 風向/力NNE/3  天候bc  気圧1012.6hPa 外気27.7℃ 水温28.2℃

絵文字:鉛筆
11月5日(木)指導教官の日報

実習20日目、ケアンズ4日目。今日はグレートバリアリーフ(以後GBR)でスノーケリング実習を行いました。朝はいつもより30分早く起きて、体操後に準備、朝食も予定時間より若干前倒しで、食べたらすぐに出発、という段取りです。ところが岸壁に集合してから「忘れ物をしました」「酔い止めをください」などと言うので、「話を聞いていない、自分勝手に考えて動いて集団行動を乱す、それでは困る。今日は若鳥丸ではなく他の船に乗る、スタッフの方々の指示をちゃんと聞いて動かなければせっかくの実習も台無しになる」と話しました。校長先生からも「安全が第一、楽しむところはしっかり楽しんできてほしい。」と話していただきました。その後の動きは良くなり、世界遺産に登録されているGBRでたっぷりスノーケリング実習を楽しみました。実習では33人の実習生を技量によって3つの班に分け、それぞれにインストラクターがつきます。技量のあるA班と苦手気味のC班には日本人スタッフが、平均的な技術のB班にはEnglish onlyのスタッフがつきました。C班には水が苦手な実習生もいて、初めはフロート(浮き)を持って泳いでいたのですが、途中からフロートが邪魔になって指導教官に渡すほど自分からすすんで潜ったり泳いだりしていたそうです。実際に海に出ると、プールでの練習ではできなかったことにも果敢に挑戦します。C班を担当してくださった方も、どんどん上手になっていく子どもたちを見てほめてくださいました。ホワイトチップシャークやナポレオンフィッシュ、ちらっとウミガメ、色とりどりの魚たちにサンゴ。日本海とはまた違った圧倒的な海の世界に、実習生はとても感動していました。塩分(口に入ったらむせるほどしょっぱい)や透明度、水色、水温、リーフが作り出す複雑な潮の流れなど、本や映像、海洋観測の数値などで「日本海とは全く違う」ということを知識としては持っていて、さらに、自分の体で実感することで、より学びが深化されていました。3年では沖縄で潜水実習もあります。3年間でいろんな海に行き、それぞれの良さを知り、それぞれの海域と人との関わり方や問題点も知る。本当に素晴らしい実習をさせてもらっていると感じます。実習生の日誌の感想も、いつもは5行程度ですが、今日は枠からはみ出すほどたくさん書いていました。天気も良く、透明度も良く、親切なスタッフの皆さんの協力を得て一生の思い出に残るようなスノーケリング実習となりました。若鳥丸帰船後は最後の班別研修。その前にお家の方からの手紙を受け取り、読んで涙している子もありました。明日はケアンズ出港。指示を出せばあとは自分たちで考えて動けるようになってきましたので、帰りの航海ではそれをもっと伸ばし、境港に帰る頃にはいろんな面で大人として見てもらえるようにがんばってほしいと思います。


    
 GBRIMCの施設見学        プールで実習         ようこそ若鳥丸へ!
 
    
   ブリッジ見学           一緒にポーズ!       みんないい顔!
  
     修行中?                   C班も楽しめました!
    
こんなにサンゴと近い!    お世話になりました!