今月の優秀俳句
2018年11月29日 13時02分11月の優秀俳句を紹介します。今まではPDF形式で紹介してきましたが、今月はこのページで紹介します。本当は縦書きにしたいのですが、できませんので横書きでご容赦ください。
1年生
どんぐりが ころころおちる 水の中 本田 拳土
七五三 おやこでしゃしん かわいいよ 杉田 絢奈
どうろの木 おちばひらひら はだかんぼ 中島 基稀
2年生
みかんさん かわをむかれて はずかしい 梶原 日和
こがらしが ぼくのぼうしを もってった 熊田 湊斗
冬の鳥 ゆきふりつつも とびつづけ 福田 芹夢
3年生
どんぐりが 山の坂から ころころり 大杉 琉月
大根が ひょっこり顔出し 成長だ 柿坂 誉
みかんむく 丸くならんで いいにおい 岩見 樹
4年生
みかん食べ ふと気がつくと 十個目だ 吉田 悠人
暮れ早し 短くこまる 遊ぶ時間 森木 蘭楽
どんぐりが ぼうしかぶって ファッションショー 西川 力太郎
5年生
みそ汁に 大根多めに 入ってる 德田 真備
どんぐりが ぼうしとまいご こまったな 諸寄 麻亜莉
柿の実は 動物たちの 人気者 君野 紗羽
6年生
親子熊 こもる準備を ちゃくちゃくと 木下 未唯
畑行き 大根ほって 足ぬけた 福田 蓮城
霜をふむ かってに足が さきばしる 桑原 美羽
7年生
日短かや 遊ぶ子供の 少なさよ 熊田 陽斗
大晴の 鷹の羽ばたく 寒い朝 山根 知弥
どんぐりが かつらをはずし はずかしい 杉田 結翔
8年生
肩すぼむ こがらし感じる 通学路 淺井 香乃
おとなしき 時雨を聞くや 氷ノ山 大久保 斗弥
寒くなる 熊たちは穴 人は家 杉田 凌憂
暮早し かけ足ぎみの 帰り道 杉田 舞紘
9年生
霜月の 伸びし黒影 背比べ 山根 快生
大根が 土から白い 顔を出す 三島 奈那美
どんぐりや どこまで拾えば 無くなるか 上川 周平
虫たちの 落ち葉の中の 憩いの場 岡崎 凌大