若桜学園の中学生の通学方法は、学校からの距離に応じて徒歩、自転車、バスの3通りに分かれています。4月16日(木)の朝には、警察の方に来ていただいて、自転車通学生の自転車点検をしていただきました。自転車通学生は、通学用のヘルメットを若桜町からいただいてそれを着用して通学をしています。鳥取県では、自転車に乗るときにヘルメットを着用することが努力義務化されています(これは中学生に限りません)。だんだん日が長くなってきましたが、交通ルールを守り、安全に登下校してほしいと思います。


4月13日(月)の朝のことです。1年生の教室に行ってみると、6年生4人が来て、1年生のお手伝いをしていました。ランドセルの中のものを自分の机の中に入れたり、先生の机の上に出すものの置き方を教えたりと、優しくていねいに教えていました。支援員の先生も教室にはいらっしゃるのですが、6年生が1年生一人一人をサポートすることで、6年生も成長していきます。朝の準備が終わり読書の時間になると、今度は6年生が教室の前に出て、本の読み聞かせを始めました。このような縦のつながりがあることで、子どもたちは多様な人間関係を構築し、豊かな心をはぐくんでいくことができると思います。少人数の若桜学園では、人数の少なさによる人間関係の固定化を心配されることがありますが、学年が進むにつれて縦の関係が変わっていきます。若桜学園では、この特徴を生かして、社会の変化に対応できるコミュニケーション能力をしっかり身に着けた子どもたちを育成していきたいと思います。
新年度が始まり、休憩時間に校庭で遊ぶ小学生の姿が見られるようになりました。広い校庭に子どもたちの歓声が響き、学校が休校になることなく再開できて本当によかったと思います。


1年生の入学を歓迎して、前期ブロックの廊下にチューリップなどの花が飾ってあります。きれいな花に囲まれて、楽しく学校生活を送ってほしいと思います。


小中一貫校の若桜学園では、例年新入生を2~9年生で迎えているのですが、今年は密集を避けるために小学生だけで入学式を行いました。来賓も卒業式の時と同じく若桜町長様と教育長様の2名とし、式の時間も長引かないようにしました。入場も、昨年度までは新入生と前期ブロックリーダーの4年生が手をつないでいたのですが、今年は1年生のみとなりました。練習なしの入学式でしたが、8名の新入生は担任の山本倫代先生を先頭に、しっかりとした足取りでステージに向かいました。返事やお辞儀、話を聞く姿勢がとてもすばらしく、新入生一人一人から小学生になったら頑張ろうという意気込みが伝わってきました。令和2年度は、8名の新入生を加えて全校児童生徒126人、教職員43人でスタートします。新型コロナウイルスの感染防止のために、予定されていた行事が中止や変更になり、例年通りとはいかないことがたくさん出てきますが、126人の児童生徒の学校生活が充実したものとなるよう、しっかり取り組んでいきたいと思います。

