学校より

二学期終業式を行いました。(12/22)

2023年12月22日 17時31分

 雪のちらつく寒い日となりましたが、12月22日に二学期の終業式を行いました。
 当日は雪のため交通機関が乱れることが事前に予測されたため、登校できない生徒がある可能性も考えオンラインでの開催となりました。
 校長先生からは、「自分で確かめた正しい情報だけを他人に伝えるように」、「今までは周囲の人に守られて成長してきました。今後は周囲の人々を守ることができるように、より成長してほしい」とのお言葉をいただきました。
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 続いて明日からの冬休みを迎えるにあたって生徒指導部主任より、アルバイトとスマートフォンの利用について、諸注意がありました。
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 西部地区でもインフルエンザの罹患者が増えています。新型コロナに関しても、罹患者が決してゼロになっているわけではありません。
 生徒の皆さん、冬休み中も体調管理を怠らず、揃って三学期の始業式を迎えましょう。

1年生対象に教育相談LHR(Long Home Room)を行いました。(12/13、20)

2023年12月20日 11時12分

 「ホームルーム活動を通して、人それぞれの考え方や価値観の違いに気づき、お互いの理解を深める」ことを目指し、クラスごとに教育相談LHRを行いました。
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 生徒は5、6人のグループに分かれ、グループ内で「コンセンサスゲーム」を行いました。これは企業研修や採用試験でも行われるもので、グループメンバーがお互いに意見交換を行い合意を図るゲームです。このゲームは、臨床心理士で本校スクールカウンセラーでもある小嶋先生を講師に迎え行われました。

 ゲームは、ヨットマン、若い女性とそのフィアンセ、老人という、年齢、性別の異なる4人が乗るクルーザーが嵐のために無人島に避難しているという舞台設定で始まりました。フィアンセが突然発熱、意識不明の重体になり、ヨットマンに医者の居る島までクルーザーを出してもらい、フィアンセは回復しました。その間に起きた出来事、行為について、まず個人が医者を含めた登場人物5人それぞれに好意を持つ順位を付けました。

 その後各グループ内で、個人ごとの順位とその理由を発表し、全員が賛同できる順位を話し合いで決定しました。
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 短い時間でしたので、すべてのグループが意見をまとまられたわけではありませんでした。
 しかし、お互いの意見や考え方が違うことや、それを一つの合意にまとめていく難しさについては、考えることができたと思います。
 この経験を、これからの高校生活、その先の社会人としての生活に活かして欲しいと考えます。

※コンセンサスゲーム:チームで意見を出し合いながら、最適な解決策を見つける活動です。それぞれ異なる視点を持つメンバーが、ディスカッションや妥協を通じて、最良の意見をまとめ上げます。個々の考えを共有し、全員が納得できる解を見つけることで、協力とコミュニケーションスキルを向上させます。グループ全体で問題解決に取り組むことで、チームの連帯感を高め、意思決定能力を養います。

3年生対象の「年金セミナー」をおこないました。(12/12、14)

2023年12月14日 15時59分

 本校3年生の多くは卒業後県内外に就職し、社会人としての歩みをスタートさせます。
 卒業前に、自らの人生設計と自己実現の一助とすることができるような知識・理解を深めることを目的として、社会人として必要な「社会保障制度」特に「公的年金」の仕組みについて学ぶ機会として「年金セミナー」を、「現代社会」の授業の時間を使い二日間かけてクラス毎に行いました。

 年金事務所より講師の方をお招きして、「知っておきたい年金のしくみについて」をテーマとした外部講師授業でした。

 10分程度のビデオ動画を見せていただいた後、全員に配布いただいたテキストに従って、社会保障制度の中での年金の位置づけ、公的年金制度とは何か、国民年金と厚生年金の違い、障害年金・遺族年金など老齢年金以外の年金、就職者と進学者で異なる年金手続きの違いなどについて実例を交えながら、お話をいただきました。
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 お話を伺った後には「振り返り」として、クイズ形式で「就職者と進学者での年金制度の違い」を生徒に答えてもらいました。

 最後に、セミナーを受ける前後で「年金」へのイメージが変わったか、もっと聞きたかった項目はなかったかなどの「アンケート」と、公的年金制度についての「クイズ」を用紙に記入して、セミナーを終えました。

 このお話を伺うまでは、自分が払った保険料を積み立てておいて年齢に到達したら積み立てた中から少しずつもらえるものだと思っていた生徒が多かったのではないでしょうか。

 今回のお話を機会として、お互いの「支え合い」についてこれまで以上に考えてもらえたらと感じています。

3年生対象の「法律教室」をおこないました。(12/13)

2023年12月13日 13時48分

 成年年齢が、20歳から18歳に引き下げられ2年が経とうとしています。
 成年になると自分の名前で様々な契約をすることができますが、世の中では成年になってまもない人がローン(借金)や買い物等にまつわる契約のトラブルに巻き込まれるという事例も増えているそうです。

 既に18歳の誕生日を迎えて成人となっていたり本年度末迄に成人となり、社会人としての歩みをスタートさせる「3年生」を対象として、社会人として必要となる「契約」や「お金」について学ぶことで、実際に起こりうるトラブルの予防や当事者となった時に適切な対応ができるように知識・理解を深めることを目的として「青少年のための法律講座(消費者教育)」を行いました。

 講師として、鳥取県弁護士会の弁護士中村 栄治様をお迎えし、「成人年齢引き下げ!18歳から大人!かしこく買い物 悪質商法にだまされない」という具体的なテーマでお話をいただきました。

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 スマホに表示された「いまだけ」、「あなただけ」、「限定○○名」などの商品広告の注意点や、インターネットを見ていた時に「登録されました。いついつまでに入会金をお支払いください」などの画面が突然表示された場合の対処法など、具体的な例を挙げてお話をいただきました。
 また、相談窓口としての「消費者ホットライン」の存在と連絡先を教えていただきました。 

 最後に生徒代表から、本日学んだことの振り返りやこれからの新生活に向けての決意表明を含めて、お礼の言葉がありました。
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 目の前に示された情報を鵜吞みにするのではなく、「おいしい話はない」ことや「困ったら早めに相談する」ことを頭において、クリックしてしまう前にそれは今の自分にとって本当に必要なものなのか、必要なことなのかをよく考えたうえで、卒業後の新しい生活を過ごしていって欲しいと思います。