桂木山・秋吉台 2016年10月3日 10時00分 今日の出来事 10月末に中国地区高校登山大会が桂木山・秋吉台一帯で行われます。本校は今回こそ十年ぶりに出場しませんが、顧問が役員で参加するので、踏査を兼ねて歩きました。こういう機会がないと、まず歩かない山域です。 続きを読む 沖縄付近の台風の影響で気温は摂氏30度と、季節外れの堪える暑さでした。桂木山登山口から鬱蒼とした林を進んで桂木山山頂へ、ガスって何も見えません。霧が晴れれば、眼下に広大な秋吉台が広がるはずでしたが、残念。急勾配のずるずる滑る下りに辟易しながら、大正洞方面へ進みます。大正洞の森林を抜け、振り返るとガスってたはずの桂木山が晴れています。タイミングが悪いです。山頂での眺望がなかったことを拗ねながら大正ヶ岳を抜けると、待ち受けていたのはごらんの絶景。桂木山で見えなかったぶん、感動も大きかったです。広大な秋吉台に、我々人間の小ささを改めて実感します。窪んでいる場所はドリーネと呼ばれます。カルスト台地は雨でとかされ、地下に大きな空洞を作るため、このように窪むのです。まるでW*****s7の壁紙ような風景ですね。車で道路を走ると数分で通り過ぎてしましますが、秋吉台の中を歩くことで、まさに浸食されつつある石灰岩に触れたり、ドリーネを間近に見ることができます。長者ヶ森を抜け、秋芳洞でゴールです。この日は約15kmを歩きました。地形図を睨みながらゆっくりと踏査しましたが、サブザックの身軽さで5時間かかりませんでした。秋吉台に行かれたら、ぜひ歩いてみてください。長者ヶ森から秋芳洞までなら4kmほど、歩いても1時間です。コースはよく整備されており、散歩に最適ですよ。 閉じる