
開会式。男子25チーム、女子15チームの参加です。

監督・リーダー会議。大会を前に、各校の監督とチームリーダーが集まり、運営や審査から大会の細かな指示があります。
よく聞いていないと、行動に支障をきたします。リーダーは聞いたことをチームに説明しなければなりません。

すぐに設営審査。10分以内にきれいにテントを設営します。
安全に、確実に設営できているか、しっかり審査されます。
このあとメンバーは担当に分かれ、自然知識、救急医療、気象、天気図のペーパー審査を受けます。
炊事審査も行われました。この日のメニューはお肉と野菜たっぷりコンソメスープでした。美味しかったそうです。(監督は残念ながら接見できない)

翌日26日。行動日です。これは出発前。メインザックは重いです。ザックバランスなどを皆で点検します。

スタート。コースは北の原キャンプ場から、男三瓶、名号分岐まで下りて女三瓶、太平山、孫三瓶、子三瓶、扇沢、西の原分岐から中国自然歩道経由で北の原キャンプ場に戻ります。三瓶山をぐるりと一周、総距離13kmのロングコースです。
これを6時間以内に歩かないと、体力点が減点されていきます。しかもただ歩くだけでなく、行動の記録を取り、どこかに設置されている10箇所のポイントを地図にプロットしながらです。

男三瓶山頂。ガスで何も見えません。
監督隊は選手のかなり後ろを歩きます。
従来ならここから女三瓶まで稜線伝いに歩けるのですが、現在はこの先の犬戻しと呼ばれるあたりが崩落しており、通行できません。したがって、一旦名号コース分岐まで下りて、そこから女三瓶山頂に向かいます。

女三瓶山頂。太平山に女子チームがいるのが見えます。

太平山より孫三瓶・子三瓶が見えます。
これは先日の踏査の写真。

孫三瓶より子三瓶・男三瓶が見えます。
これも先日の踏査の写真。監督は太平山手前から噴火口の室の内に下ります。

室の内の紅葉。少し色づいてきました。

室内池です。三瓶山最後の噴火でできた噴火口に雨水や地下水がたまり、池になったものです。この周辺の植生は独特で面白いです。

夜は選手が交流を行います。登山行動が終わって火を囲んでの楽しいひと時。中国大会を始めたきっかけは、5県の選手の交流を狙ったものでした。鳥取県の山岳部顧問が発起人だと聞いています。

27日。三瓶自然館サヒメルで三瓶山の自然と文化の講演を聞いた後、閉会式がありました。
本校は15位。中間考査のあと2年生はすぐに基本情報技術者試験があり、日を置かずにインターンシップがありました。
まともな練習がほとんどできない状態でしたが、それでもできる範囲で精いっぱい練習をしました。
行動離脱するチームが相次ぐ中、規定時間を見事にクリアし、すべての日程を無事に終えたことを評価してあげたいです。
1年生も参加したので、来年の中国大会では中心メンバーとなって率いてくれるでしょう。
おまけ
三瓶の秋にもひっそりですが存在を主張する静かな植物たちがいました。

左から野菊(リュウノウギクかな)、ヤマラッキョウ、リンドウ

クチベニタケ。キノコの季節です。