
熊井の滝から登山を始めます。
落差3m程の小さな滝ですが、水は冷たく澄んでいます。
山の上部から湧いた水が流れているらしいです。不思議ですね。

湿度・気温ともとても高く、鬱蒼とした谷をつめていきます。道も雨上がりで滑る滑る!
しかも雨露で濡れた体にクモの巣がまとわりつき、ちっとも気軽ではありません。
どうも、熊井の滝からのアプローチは一般的ではないようで、人が歩いた形跡があまりありません。
本覚寺か鳥打峠から登るのが一般的なようです。

一気に200mほど高度をあげ、息を切らしながら展望台へ。
西は松江市街が一望できます。宍道湖もよく見えます。いい景色です。
晴れれば三瓶山まで見えるそうです。

嵩山山頂には布自伎弥(ふじきみ)神社がありました。

神社の奥からは中海全景を眺めることができました。
素晴しい景色です。
手前の島が大根島、その奥が江島。
右遠方の入江が米子港。左遠方が境水道です。
快晴なら大山も見えるとのこと。

嵩山を南に下り鳥打峠に到着、そのまま和久羅山へ向かいます。

こちらは歩きやすかった。
途中、弥勒山に寄っても30分ほどで和久羅山山頂。

宍道湖と中海を結ぶ大橋川がよく見えます。
宍道湖、大橋川、中海、境水道は、船通山を源流とする斐伊川水系です。

和久羅山には電波反射塔(無給電中継装置)がありました。
山間部や谷あいの、電波が直接届かないところに、この装置を用いて電波を反射して届けます。
本校には情報電子科があるので、通信技術の勉強にもなります。

和久羅山を下る途中の竹林。
登山道に竹林は珍しい気がします。
人里にとても近い和久羅山ならでは?
この日の行程は約6kmと短め。
30℃近い暑さの中の登山、しかも雨上がりの滑る赤土の登山道だったので、意外と疲れました。
大山が見えるときに、また嵩山に登りたいですね。
市街に近い里山登山も、なかなか楽しいものでした。
島根半島にも多くの山があるので、機会を見つけて登ろうと思います。