日誌

町教研人権教育研究発表大会

2020年10月15日 09時58分

本校は令和元年度・2年度の2年間、岩美町人権推進協議会の委託を受けて研究を行ってきましたが、14日(水)はその人権教育の研究発表会の日でした。参観日も兼ねて授業公開とし、3密を避けるため学年別に公開(3限:2年、4限:3年、5限:1年)しました。どの学年も今年度初めての参観日となるため、関係者も含め多くの皆様にお越しいただいてます。今回の人権教育は教科・領域においては「特別の教科、道徳」で扱い、学習の根底に「様々な価値観を認め、異なる文化が共生できる社会の実現」を据えて授業づくりを行い、どの学年もそれぞれ設定したテーマにもとづいて熱心に取り組んでいました。平日にも関わらず参観していただきました関係者・保護者の皆様、ありがとうございました。

2年生の様子です、班で話し合った内容を「マナボード」にまとめその内容を全員で共有します。

廊下にあるホワイトボードには、学年主任の先生が生徒にあてたメッセージが書かれています。

発表する人に体を向け熱心に聞きます。

1年生の教室には多くの保護者がいらっしゃいました。

自分の思いを伝えようと身振り手振りを交えて一生懸命発表します。

1年生「手話でコミュニケーションを」では、まず担任の先生が手本を示します。

県教育委員会が発行している「手話ハンドブック」を用いていろいろな表現を学びます。

中間テスト&後期第1回生徒総会

2020年10月12日 18時12分

10月9日(金)は1~5限中間テスト、6限生徒総会という日程でした。3年生はすでに受験モード、テストに向かう姿も真剣そのもので今から高校入試を意識した態度で受けています。1日で5教科すべてを受けるのは気力・体力ともに大変な作業ですが、1年生もだいぶん慣れてきて時間配分等も考えながら問題を解いていました。6限は新体制の執行部による最初の生徒総会です。執行部は新体制での生徒会スローガンを発表し専門委員会・各学年の重点取り組み事項などを提案しました。これらはすべて承認されたので、いよいよ新執行部の船出となります。テスト期間ながら総会の準備を進めてきた執行部のみなさんお疲れ様でした。












東部地区秋季大会

2020年10月6日 17時38分

10月2日(木)・3日(金)の2日間、東部地区中学校秋季体育大会(新人戦)が開かれました。昨年の大会は台風による悪天候に悩まされましたが、今年は晴天に恵まれどの種目も予定通り行うことができています。岩美中は生徒数の減少から合同チームで出場した部(野球・バスケットボール女子)もありましたが、どの部も全力で試合に臨んでいました。また、会場でのマナーや挨拶にも気を配り、岩美中学校の一賃としての自覚と誇りを持ちプレーしてくれたことをうれしく思います。今大会に向けてご支援・ご協力いただきました関係者・保護者の皆さま、ありがとうございました。(結果の詳細についてはトップページメニューの「各種大会(鵜活動)の記録」でご覧いただけます。)

岩美・若桜・河原・鳥取北の4校合同チームで挑んだ野球部

堂々の第2位(準優勝)に輝いた男子バレー部

強豪湖東に敗れたものの県民スポレク出場を決めたバレー部女子

これからの成長が楽しみなバスケ部男子

岩美・江山・鳥取西の3校合同チームで善戦したバスケ部女子、県民スポレク出場!

1年生3名で頑張るソフトテニス部男子

少数精鋭の卓球部女子

団体3位の羽球部(写真は個人ダブルス3位の中島・美谷ペア)

団体第2位(準優勝)に輝いた弓道部女子

1年生調理実習

2020年10月1日 08時23分

9月23日から3日間1年生の家庭科で調理実習が行われました。地元で獲れたあご(トビウオ)を3枚におろしてフライにするという難しい内容でしたが、網代漁協女性部の皆様の手ほどきを受けながら何とか無事終了しました。ありがとうございました。

漁協の方が3枚おろしの手本を示してくださいます。

生徒も実際にやってみます。

やってみると難しく、中骨に身がたくさんついてしまいます。

あごのフライと澄まし汁です。

新鮮なあごのフライはとても美味しかったようで生徒は残さず食べていました。

後期生徒会リーダー研修

2020年9月23日 11時12分

先日、生徒会役員選挙が行われ令和2年度後期生徒会正副会長・専門委員長が選出されましたが、19日(土)の午前中、後期執行部発足に向けリーダー研修会が開かれました。校長先生の講話のあと後期生徒会スローガン・活動方針について話し合います。半日の活動でしたが自分たちの手で岩美中学校をまとめていきたいという思いがよく伝わってきました。新しい執行部のみなさんの活躍に期待が持てます。

午前8時半の開始ですが、開始前の表情に緊張感が漂います。。

新執行部に向け校長先生の講話です。

後期生徒会の活動やスローガンについていろいろと案を出します。

各専門委員長も活動目標について意見を出します。

話し合いの内容を書き留めます。

 

生徒会役員選挙

2020年9月17日 16時11分

5,6限目に後期生徒会役員選挙(立会演説会・投票)がありました。この一年間3年生が中心となって生徒会を運営してきましたが、いよいよ2年生を中心とした次の世代へ変わります。生徒会長・副会長、専門委員長まで含めると21名が立候補し応援演説者も加えると42名もの生徒が壇上で演説を行いました。どの候補者も「自分が学校のためにできることは何か、自分なら学校をこのように変えていきたい」と熱く訴えます。その後投票に移りますが、3年生は岩美町役場総務課選挙管理担当の方の説明を受けた後、用意された本物の投票セットを用いて投票を行います。少し緊張の面持ちで投票しましたが、3年後に有権者になる皆さんです、選挙の大切さ、1票の重みについて肌で感じたのではないでしょうか。

演説会に先立ち校長先生がこれまでの執行部に対する労いと、新しい候補者への期待を話されます。

壇上で静かに自分の出番を待つ候補者と応援演説の生徒達ですが、大変緊張していました。

生徒会会長の立候補者と応援演説者です。

生徒会副会長の立候補者と応援演説者です。

事前に配布されたハガキと選挙人名簿の確認ができたら実物を模した投票用紙を受け取ります。

本物の投票セットを用いて用紙に記入しますが3密に配慮し間隔をあけています。

投票箱もアルミ製の実物で投票後は生徒の中から選ばれた選挙管理委員が厳重に管理し公正・公平な開票作業を行います。(1,2年生は教室で投票します。)

第63回運動会

2020年9月13日 14時55分

9月11日(金)に第63回運動会が開催されました。時折雨がぱらつき閉会式はテントの中で行うなど、雨模様を見ながらの運動会でしたが予定していた全種目を無事終了することができました。半日開催で3密を避けるため、マスクの着用・声を極力出さない・演技によっては接触を避けるために軍手を使用するなど制約の多い運動会でしたが、生徒は運動会を開催できることに感謝の気持ちをもって一生懸命演技しています。練習の段階からどのクラスも熱心に取り組んでいましたが、本番で1年から3年まで誰一人手を抜くことなく全力を尽くすその姿に感動した教職員や保護者(3年生のみ)は思わず大きな拍手をおくっていました。運動会の様子については後日、岩美町CATVで放送(特番として30分以上を予定)されますので、今回ご来場いただけなかった1,2年生の保護者の皆様もお子様の姿をご覧いただけます。コロナ禍の影響で異例づくめの令和2年度運動会でしたが、生徒の記憶に深く残る運動会になったかもしれません。開催に当たりご協力いただきましたPTA執行部の皆様をはじめ多くの方にお礼申し上げます。

開会式での生徒代表による選手宣誓。(3年平井さん) 

1年生「ソーシャル・ディスタンスリレー」難易度の高い、白布から白布へのメディシンボールの受け渡しです。

2年生「見る目ないなあ」サイコロを振り出た目まで縄跳び全力疾走です。

3年生「THE 玉逃げ」逃げていく生徒の背負う籠の中に紅白の球を入れていきます。(投げ入れられた玉数の少ないクラスが勝ちます。)

オープン「1000m・1500m走」現在活動中の男女駅伝部を中心に希望者が出場します。

オープン「1000m・1500m走」上で紹介した内容と同じですが男子駅伝部員は現在40名以上いますのでレースも激戦になりました。

「部活動対抗リレー」第2組に教員チームが参加します(バレー部・羽球部・卓球部・教員チーム)。羽球部アンカーの竹本さんと校長先生のゴール前デッドヒートです。

1年生学級対抗リレーの様子です。

2年生学級対抗リレーの様子です。

3年生学級対抗リレーの様子です。

大縄跳び競争、今年は「3密」に配慮し、1回に跳ぶ人数を昨年までの半分程度とし間隔をあけること、相向かいにならない、回す人は軍手を着用するなど細かい点に留意しました。

大縄跳びチャンピオンは2年3組で161回です。(総合優勝です)

避難訓練

2020年9月4日 14時22分

9月1日は「防災の日」ですが本校では翌日(2日)、豪雨による土砂災害を想定した避難訓練を行いました。近年、日本各地で豪雨による河川の氾濫や土砂災害によって多くの人命が失われています。岩美中学校周辺の裏山も「急傾斜地崩壊危険個所」に指定され、町内に何箇所かある急傾斜地危険区域の近くに住んでいる生徒も少なからずいます。今回は避難訓練を行った後、鳥取県県土整備事務所の専門家をお招きし防災講話を行いました。生徒は「岩美町ハザードマップ」により町内の危険個所を確認し、緊急避難時の注意点について学びます。折しも巨大な台風10号が近づいており様々な対策を準備する必要があります、今回学んだことを活かし安全の確保に万全を尽くしましょう。

正・副室長を先頭に体育館へ避難します。

整列後、速やかに点呼を行い人数の確認をします。

県土整備事務所職員の方から豪雨時の注意点について説明を受けます。

最も重要な「命を守る行動」について確認します。

二学期始業式

2020年8月26日 13時21分

今日から二学期の始まりです。1限に表彰伝達式及び始業式が行われ、今後も新型コロナウイルス感染症対策の継続が求められる中、校長先生が今学期生徒に望むこと、各自で意識してほしいこと等についてお話しされました。コロナ禍の影響で町内の海水浴場開設が見送られ生徒が楽しみにしていた海水浴ができないうえに、外出の自粛や部活動時間の短縮など制限の多い夏休み期間でしたが、久しぶりの再会をみんな喜んでいます。早速休み明けテストが行われましたが、結果はいかがなものでしょうか。






PTA環境整備奉仕作業

2020年8月23日 11時17分

本日、朝8時30分よりPTA環境整備奉仕作業(生徒・保護者・教職員合同)が行われました。コロナ禍の影響で中止の検討を行ったこともありましたが、今回無事行うことができました。雑草や雑木が目立つ中、猛暑にも関わらず多くの保護者の方にお集まりいただき校舎周辺の環境整備が行われます。校区の小学校でもこの日の7時30分より作業がありましたので、引き続いて中学校の作業にお越しいただいた保護者の方もたくさんいらっしゃいました。皆さまのお陰で校舎周辺も大変美しくなり、生徒は新たな気持ちで2学期の始業式(8/26)を迎えられそうです。お世話になりました保護者の皆さま、ありがとうございました。







学校経営方針

         平成29年度 岩美中学校 学校経営方針

 校長の福田浩則です。校長としての岩美中勤務も3年目を迎えました。若い頃に勤務した8年間を加えると通算11年目になります。本年度もどうぞよろしくお願いいたします。
 本校のほとんどの生徒は素直で、落ち着いた学校生活を送っています。礼儀正しく、あいさつや掃除、集団行動もしっかりできます。また、地域行事へも積極的に参加しています。しかし、将来に対する展望や学習意欲、自尊感情やコミュニケーションの積極性などには課題が見られ、私は着任以来、これらの課題をふまえ、生徒の学力向上と学校不適応の解消を重点目標において学校経営に当たってきました。これまでの2年間を振り返ってみますと、この2つの重点目標に対しては十分な成果があがったとはまだまだ言いがたい状況にある、というのが正直なところであり、本年度もこの2点の取り組みを核に教育活動を推進していく所存です。
  本年度、生徒の学力向上については年間15回の校内研究会及び授業研究会を中心に、新学習指導要領で求められている主体的・対話的で深い学びの視点に基づいた授業改善の取り組みを推進していきます。その際、10月25日に開催する町教育研究会指定研究発表大会を成果発表の一つの場としたいと思います。また、生徒対応については受容と愛情を基盤におき、特別支援教育の観点も取り入れながら教職員一人一人の個に応じた支援・指導力の向上を図っていきたいと考えています。
 本校の生徒は、潜在的に高い能力を有しております。昨年度は、東部陸上で男子全学年リレーが1位、県総体で男子バレーボール部が2位、県駅伝で男子チームが4位になるなど、運動面で数々の実績をあげてくれました。また、文化祭合唱コンクールでは3年生の全クラスが金賞を獲得する快挙を演じ、その3年生は進路でも良い結果を残してくれました。鍛え甲斐のある生徒たちです。情報化の進展や人工知能の発達が社会を大きく変えようとしている中、これからの時代を見据えた学校経営に尽力して参ります。
 
<学校経営の視点>
  ・社会に貢献しようとする志を持ち、社会を支えられる力を持った人材が育つ岩美中
  ・教職員個々の力量が高まる、伸びる、鍛えられる岩美中

<学校教育目標>
  校訓 「みずから学び みずから鍛え みんなと生きる」を体現する生徒の育成

<学校教育目標達成に向けた目指す生徒の姿>
  (1)主体的・対話的で深い学びの視点に基づいた授業を実践することによって、基礎・基本の徹底と思考力・判断力・表現力の向上をバランスよく図り、自ら課題意識を持って主体的に学習に臨み、友と高め合うことのできる生徒を育成する。
 (2)失敗を恐れず挑戦する気概、辛抱・我慢して困難に打ち勝つ精神力、怠惰に流されず自己コントロールできる力をすべての教育活動を通じて鍛え、強くたくましい心と体を備えた生徒を育成する。
 (3)学級や部活動、また地域社会との関わりの中で人に喜んでもらうために自分には何ができるかを考え行動することが、結果的に自己理解や自分を大切にすることにつながることを実感させ、夢や希望、やる気を持った生徒を育成する。


 <具体的な努力点>
  (1)学力向上 
   ①基礎・基本の確実な定着に向けて、辛抱強く学習や課題に取り組む態度を育み、それらを活用して主体的に考え、判断し、表現する力や学ぶ意欲を育成する。
    ・人工知能の発達で社会が大きく変わろうとしている中、これからの時代を生きる生徒に必要とされるであろう「Iwami 10 Skills」の習得を意識した授業を実践 する。
    ・ICT機器を効果的かつ積極的に活用する。
    ・体験的な学習活動を重視する。
    ・正しい鉛筆の持ち方や姿勢、適切な声の大きさなど、基本的なルール・マナーの指導にも留意して授業を実践する。
    ・家庭学習の質的向上を図るための工夫をする。
    ・読書習慣の定着や読書活動の活性化に向けて図書室を有効活用する。
  ②協働的な学びの中で、個人として、また集団としても伸びていく学習態度を育成する。
    ・校内研究会、授業研究会を核に、主体的・対話的で深い学びの視点に基づいた授業の構築を推進する。
  ・班での話し合いや、考えをまとめたり発表したりする時間を確保する。
    ・人の考えを知ることにより、自分の考えがさらに深まるような場面設定を工夫する。
  ③個に応じた支援(指導)を充実する。
    ・少人数指導を効果的に運用するとともに、学力上位及び低位の生徒や学校不適応生徒に対する個別指導や個別課題の提示を工夫する。
  (2)生徒指導
   ①生徒一人一人に対する深い受容と愛情に基づいた指導を実践する。
 ・教職員間の情報交換や家庭訪問等により、生徒の置かれている状況の把握や共通理解に努め、早期発見・早期対応及び個に寄り添った指導を心がける。 
    ②当たり前のことが当たり前にできる、守れる生徒を育成する。(あいさつ・無言清掃・片付け等)
    ・まず我々教職員が範を示す。
    ・辛抱や我慢をさせる場面を設定する。
  ・インターネット、ゲームなどのメディアとの健全な関わり方の指導には特に意を注ぐ。
    ③教育相談活動の充実を図る。
  ・いじめは絶対に許さないという共通認識のもと、普段の様子をよく観察し、早め早めに積極的に相談活動を行う。
  (3)道徳教育
    ①道徳の時間の指導を充実するとともに、教育活動全体で道徳的実践力を育成する。
    ・教育活動全体で行う心の教育が、道徳の時間で深化、統合されることを意識した授業を心がける。
    ②道徳の時間を積極的に公開する。
    ・参観日等の公開日には、道徳の授業も組み込む。
  (4)人権教育
    ①ともに認め合い、支え合い、高め合う学級経営を推進する。
    ・先生や仲間から大切にされているという実感が多くもてるようにいろいろと工夫し、自己肯定感を醸成する。
  ②教育活動全体を通じて人権意識の向上と人権感覚の醸成を図る。
    ・相手の立場に立って考えることの習慣化を図る。
    ・情報収集のモラルや取り扱いについては、今日的な課題として、また人権侵害防止の観点から日常的に指導する。
    ③生徒一人一人の教育的課題を明確にした上での学力保障に尽力する。
 (5)特別支援教育 
    ①生活の自立と社会参加の基盤づくりに向けて全職員の共通理解と関与を進める。
    ・家庭や地域社会との連携を図るとともに、交流及び共同学習を推進する。
    ②通常学級に在籍する生徒も含めて障がいの程度に応じた教育内容の充実を図る。
    ・個別の指導計画、教育支援計画を作成し、全職員共通理解の下で支援に当たる。
    ・日常的な見取りに基づく生徒個々の特性や対応の共通理解を図り、他の生徒の関わり方を指導する。
    ・特別支援学校や関係機関との連携を進めるとともに(特別支援学校のセンター的機能の活用)、特性を有する生徒に対する対応スキルを向上させる。
 (6)健康教育 
    ①“みずから鍛える”生徒の育成を通じて、生涯を通じて健康で安全な生活を送ることができる資質や能力を育成する。
    ・生活振り返りアンケートを通じて家庭との連携を図り、規則正しい生活習慣を確立し、維持する。
    ・安全を確保するための行動のパターンを習得させるとともに、臨機応変に判断し行動できる力を養う。
    ・喫煙、飲酒、薬物乱用防止教育を実施する。
  ・発達段階に応じた性教育を推進する。
    ②給食指導と関連させた食育を推進する。
    ・毎月の献立表や給食だよりを有効活用し、給食を残さずに食べる指導を工夫する。
    ③体育の授業だけでなく、学校生活全般にわたって体力づくりを励行する。
    ・個々の生徒の実態に応じた指導と評価を実践し、体力面・精神面併せて粘り強さを育成する。
 (7)環境・福祉教育 
    ①ものを大切に使い、節電・節水を実行できる生徒を育成する。
    ②JRC活動や縦割り班活動を核に、自然体験活動や奉仕活動を通じて身の回りの環境問題や福祉に対する意識を喚起する。
  (8)進路指導・キャリア教育
    ①仕事に対する正しい考え方を身につけさせる。
    ・どんな仕事にも「よろこび」や「つらさ」、そして「社会に果たしている役割」があることを理解させ、一面的な見方にならないように指導する。
  ②将来の就労を見据えた指導を推進する。
    ・協調性や情報を活用する力、また見通しを持って行動する習慣や判断力、辛抱や我慢ができる心を教育活動全体を通して育成する。
      ・肯定的自己理解と自己有用感の獲得に向けた支援を推進する。
    ③「ふるさと先生に学ぶ」「高校の先輩に学ぶ」「職場体験学習」「高校訪問」「面接演習」等の体験的な活動を推進する。
  (9)学級活動・生徒会活動・学校行事
    ①特別活動は“みんなと生きる”に向けた自治的集団育成への核となる活動ととらえ、内容の充実や活動の活性化を図る。
    ・生徒にまかせる部分を積極的につくるとともに、そのための教員の意図的なしかけや準備を水面下で工夫する。
    ・校訓(=学校教育目標)と直結した活動、人のために自分は何ができるかを考えた活動を工夫する。
    ・委員会活動も総合的な学習の延長ととらえ、活動がマンネリ化しないように工夫する。
    ・リーダー層の育成を図る。→3年生は2割、1・2年生は1割から1割5分を目指す。
    ・Q-Uテスト等を有効活用し、親和的な人間関係づくりを推進する。
    ②表現力を育成する。
    ・特別活動の様々な場面も表現力を育てるよい機会と考え、委員会連絡や全校集会での発表などは原稿の棒読みではなく、臨機応変に味わいのある話し方ができるように導く。
  (10)部活動
    ①心身の調和的発達を見据えた「素直な心とやる気」を育成する。
    ・競技スポーツにおいては、「このチーム、この子に勝たせてやりたい」と思われるような態度、マナーを醸成する。
    ・質の高い集団の育成に努力し、大規模校をひっくり返す心意気を持つ。
    ②異学年交流を通しての良好な人間関係づくりを促進する。
    ・先輩・後輩あるいはレギュラー・補欠等の関係の中で、我慢や葛藤なども体験させながら、学年を超えた健全な人間関係を構築する。